rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

外交はタイミング

2008-07-28 00:20:59 | 政治
エリツィン大統領「北方四島返そう」 97年 一時、橋本首相に約束(産経新聞) - goo ニュース

恐らくエリツイン氏は本当にこのように言ったのだと思います。当然それに見あう経済支援や外交上の特別な計らいとのトレードだったのでしょうが経済的にひっ迫していた当時のロシアであれば持ってゆき方で4島一括とは行かなくても面積的に半分ずつ取り合う実質3島返還は可能だったかもしれません。

日ロが緊密になることを最も恐れるのはアメリカです。97年当時はアメリカは一極支配の真っ最中でロシアは眼中になかったと思われ、タイミング的には最も良い時期だったようにも思います。

この記事を今出してくる産経の意図は竹島を含む日本の領土問題を改めて提起しようということだとは思いますが、アメリカの覇権が衰退して中国の軍事的覇権が太平洋に勢力を延ばしてくる時が、次の日ロ領土問題解決のタイミングになるのではと思います。米中に口を挟ませず、気がついたら日ロで合意という裏取引ができれば一番良いのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする