Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

一喜一憂

2008-06-06 22:35:51 | Weblog
昨日,教材を自宅に置き忘れたので,早朝車でいったん帰宅。朝の高速を走るのは,悪くない。外書購読では,受講者から,これまで文句ばかり聞かされてきた。しかし今回,授業のあと学生の一人が友人に,いっぱい英文を読んできたおかげで,最近,英語力がアップした気がすると語っているのが聞こえた。ホンマか! 密かに喜ぶ。

午後の講義でこれから2週間,休講だと告げるとどよめきが…(掲示されているはずなんだけどなあ)。喜びなのか不満なのか,よくわからないどよめきだった(「常識的」には前者のはずだとは思うが…)。

今日の統計学の授業では,復習を兼ねて実際の計算を電卓でやってもらう。告知したのが2週間前であるにもかかわらず,ほとんどの受講者がちゃんと電卓を持ってきていたのには驚いた。ぼくが学生だとしたら,かなり高い確率で忘れてきただろう。ただし,電卓によっては平方根の計算ができないことに気づかなかったのは失敗だった。

ゼミでは,強引にコンパの日程を決める。学生たちは,あまり乗り気でないように見える。吉と出るか凶と出るか…。

iPhone ようやく日本発売へ

2008-06-06 21:52:57 | Weblog

いよいよ iPhone が日本で発売されることになった。ソフトバンクから年内に出ることが発表されたのだ。Apple からの発表は 6/10 になる見込み。

NBニュース 念願のiPhoneを獲得した舞台裏 ソフトバンク、トラウマ乗り越える (2008/06/06)

この記事は,iPhone がドコモからも出る余地が残されているが,その可能性はかなり低い,と推測している。では,これはソフトバンクにとってどれだけプラスになるのか。かつて Windows95 の開発に従事し,いまや iPhone 用のアプリを開発している中島聡氏は

iPhoneがなぜそれほどまでに「革命的」なのか

というエントリで「そこそこの通話時間とパソコン並みの本当のデータ使い放題プランを組み合わせた「iPhoneプラン」を8000円ポッキリぐらいで提供する」ことで,「iPhoneは25~35歳ぐらいの日本のネット世代(若年化が進むmixi/モバゲー世代よりも一回り上の世代)にあっという間に普及するだろう…」と予想する。

日経の記事も中島氏も,キャリアが「端末メーカー」に上納金を払うという,これまでのビジネスモデルの逆転に注目している。それによって起きる変化は,キャリア間のシェアの変動にとどまるものではないだろう。もちろん,日本には独自のケータイ文化がある。どうなるか,しばらく議論が続くだろう。

個人的にも,あと半年間,いろいろ悩むことになる。iPhone は電池の持ちが悪い,と友人から聞いたこともある。昨日届いた,来週参加する Marketing Science Conference の事務局からのメールには

To all Mac users:  please make sure that your presentation runs on a Windows computer without any glitches. We will not be able to provide support at the conference for any Mac related problems.

と書かれている。Mac への移行が遅れているぼくとしては,メンドくせーので Let's Note で行くことにする。こんな調子だから,iPhone がほしい,ほしいと騒ぎながら,結局はしばらく様子見するかもしれない…。