Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

ESHIA/WEHIA2008@Warsaw 初日

2008-06-19 23:19:04 | Weblog
昨夜(現地時間),ワルシャワに到着した。スキポール(アムステルダム)空港で4~5時間待ち,それから3時間ほどの空路。スキポールでユーロをポーランド通貨に換えようとするが,ここにはないという(両替所のディスプレイに,為替レートは表示されているが…)。夜,ワルシャワについて両替できるかどうか不安になる。

ワルシャワに着くと,入国審査がなく(スキポールでパスポートとセキュリティ・チェックがあったので,外部委託しているということか…),いきなり両替所があった(Kantor という…唯一覚えたポーランド語だ)。ユーロ紙幣を差し出すと,ライトを当てて偽札かどうかチェックしている。円も扱っており,成田でユーロに換えたのは無駄だったかと,その時は思った(実はそうでなかったが…)。

最初に出会った薄暗い baggage claim で待つが,何も荷物が出てこない。やや不安になるが,周りで数人同じように待っている客がいるし,場所を間違っているわけではないだろうと思っていたら,間違いだった。その奥にホンモノがあって,多くの客がすでにそこで待っていた。無事荷物が出てきて,第一関門突破。

ロビーに出ると,ガイドブックで警告されていた通り,白タクの運ちゃんがすぐに声をかけてきた。それを無視して,市内に行くバスに飛び乗る。しかし,普通の市内バスといった雰囲気で,乗客もみんなそんな感じで,降りる場所を間違えないか緊張する。周りに目を凝らして,なんとか無事にマリオットホテルに到着した。

ところがフロントで,今度は会議の主催者からバウチャーをもらっているはずだからそれを見せろ,といってくる。そんなものもらってない,というと,明日もらって来い,という。またまた不安になるが,部屋がないといっているのではないから,まあいいだろう。36階の部屋に入ると,窓から,スターリン時代の遺物,「文化科学宮殿」が見える。

昨夜は途中で目覚めることなく,すっきりした気分で起床。朝食の席で有賀先生,生天目先生にお会いする。会場のワルシャワ工科大学はホテルから歩いて10分ほどの至便の地だ。受付で手続きをすると,今度は参加費が入金されていないという。そういえば,ホテルの予約確認のメールはきたが,参加費のほうはなかったなあ…。

そういえば,オンラインでの支払い手続きにトラブルがあって,とかいうメールが来ていた。で,ここで現金(ユーロ)で払ってほしいといわれる。だが,手元に要求されるだけのユーロはない。バウチャーのことを聞くと,心当たりがない,もしかすると領収書のことではないか,という。ああ…。

とりあえず昼休みにホテルに戻り,手持ちの日本円をユーロに換えるが,円→ポーランド→ユーロという交換になって大幅な損が出る。手持ちの現金が予想外に減ってしまったので,今後は基本的にカードで生活しよう(会場であった岩永さんから,市内でクレジットカードからキャッシングできると教えてもらう)。

…というドタバタが続いているが,朝から聞いている発表はなかなか刺激的だ。欧州(特にイタリアやフランス,スペイン)で,物理や数学を専門とする参加者が多いという印象。質問し始めると長い。先週のマーケティング・サイエンスの参加者に比べると,あんまりギスギスしていないように見える。国民性の違いか,専門の違いか,その両方か…。

マリオットホテルが,今日もらった領収書で納得してくれるかどうかは,まだ会場にいるのでわからない。これまで聞いた発表も含め,明日(日本時間)以降に書くことにする。もちろん,明日の午前中にある自分の発表についても…。そういえば,サイトに発表スケジュールが載っていないと思っていたのは大きな誤解だった。今回は特に,事前の情報チェックに多々失敗している。