HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LESS OF ME

2016-01-31 10:24:02 | ROCK

掲載写真はティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスの「LIVE 1977 - 1979」。
混沌とした音の混じり具合やリディア・ランチの素っ頓狂な歌唱は、昔も今も
なかなか広く受け入れられないのだが、熱心な聴き手でない私もたまに聴きたくなる
不思議な魅力を持っている。

ライナーによると、彼女たちのライブは10分から20分で終わったとのこと。
今の感覚だと、これでライブが成り立ったのかと疑問に思う節もあるが、あの
スーサイドも1回のライブは20分ほどであった。クラブやバーでしか演奏する
場が与えられない故にできる所作であるが、それが支持されあまり好きな言葉では
ないが伝説になるのだから、やはり彼女たちの残した音は接した人たちの多くに
何らかの傷を残したということなのだろう。

今回の盤には全部で27曲が収録され、そのうちの26曲が初登場。音質は悪くない。
ブートレグ・レベルのカセット録音なのだろうが整音はしっかりなされ、なにより
彼女たちのレパートリーのほぼ全てを聴くことができるのが嬉しい。
因みにレックが参加している曲は2曲収録されている。

       

ティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスの音源を手っ取り早く聴くには、この
2枚が最適なのだが、そこに新たな1枚が加わった。


コメント (4)
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