掲載写真はティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスの「LIVE 1977 - 1979」。
混沌とした音の混じり具合やリディア・ランチの素っ頓狂な歌唱は、昔も今も
なかなか広く受け入れられないのだが、熱心な聴き手でない私もたまに聴きたくなる
不思議な魅力を持っている。
ライナーによると、彼女たちのライブは10分から20分で終わったとのこと。
今の感覚だと、これでライブが成り立ったのかと疑問に思う節もあるが、あの
スーサイドも1回のライブは20分ほどであった。クラブやバーでしか演奏する
場が与えられない故にできる所作であるが、それが支持されあまり好きな言葉では
ないが伝説になるのだから、やはり彼女たちの残した音は接した人たちの多くに
何らかの傷を残したということなのだろう。
今回の盤には全部で27曲が収録され、そのうちの26曲が初登場。音質は悪くない。
ブートレグ・レベルのカセット録音なのだろうが整音はしっかりなされ、なにより
彼女たちのレパートリーのほぼ全てを聴くことができるのが嬉しい。
因みにレックが参加している曲は2曲収録されている。
ティーンエイジ・ジーザス&ザ・ジャークスの音源を手っ取り早く聴くには、この
2枚が最適なのだが、そこに新たな1枚が加わった。
私、実は、ジーザスは、興味がないというか、もっというとノーニューヨークは、興味ないのです。唯一あるのが、ジーザスのせいで、レックが、ベースをやりだしたこと。
しかし、その功績?は、凄いと思ってます。ジーザスに誘われなければ、ベースやらなかっただろうし、その後のフリクションもなかったわけだから、私の人生も変わってました。
3/3、最近、オリジナルが120万円で落札されたらしいですけど、そんなに払うほど価値のある音源だとは思えないです。最初に聞いたときは、正直退屈だった思い出があります。その後、聞いてないから、今、どう思うかわかりませんが。
しかし、そのメンバーのうち二人が、フリクションとして、1年後には、当時の日本人では出せない音を作り上げていた、それだけの刺激が当時のニューヨークには、あったんでしょう。
レック、どうしてるのかなぁ?元気でいてくれれば、それでいいですけど。
尚、3/3は、解散する直前に一人加わって、4人のバンドになってます。復刻CDには、4人が写ってるけど、音源には参加してないそうです。
3/3も、ですので、ギターはレック、ベースは、肥後さんです。肥後さんは、ミラーズでは、ドラム、フリクションではギター、DJもやるというマルチな方です。最近はベースひかれてます。
聞いた話では、ニューヨークで、ベースがいないからやらない?と、聞かれて、バントやるチャンス、ということで参加したとか。
だから、それがなければ、ギターのままだったと思われます。
もしかして、ご存知ない方のために、補足情報です。
ただの観光客としてニューヨークに行って誘われてベースを弾き始めたとのことですが、自分中心のバンドを、と
いうことでつくったのがフリクションというのが格好いい
ですね。
3/3はまだCDになる前に音をもらった時は熱心に
聴きました。3/3のライブ音源なんて手に入れたときは
興奮したものです。いや、本当に。
あれ、高円寺のジミー・ペイジかと思っていました。(笑)それはともかく、あれはあれでいいのですが
そのあとがフリクションかと思うとその変貌ぶりに
クラクラするのです。
フリクションの本、ひさしぶりに棚から引っ張りだそうかな。
ZFのファーストは思ったけど。なんでなるんだぁ!って、感じでしたね。凄い、残念な感じ。しかし、そちらも、余り聞かなかったかな?確か、この方に頂いたような?当時は、トレードが多すぎて、よく覚えてないのですが。
と、心の狭い私でした。基本、せこいんで。
3/3とフリクションは、全然、音楽性が違うので、3/3のファンは、あれ?って感じでしょうね。その前にファンがいたのか?という前提がありますが。
フリクション、因みに自主盤2枚、私も落札してます。お前、アホか?という値段ですけど、当時は、なんとしても欲しかったですね。しかし、120万まではいってませんけど。その1/10ぐらいかな?
私は、本は読みません。ほぼ、情報は入り込んでいるので。ファンって凄いなって、自分ながら思います。
ルースターズで、よく騒いでますが、実は、やはり、私には日本のロックはフリクションで始まりフリクションで終わったかなぁ。