HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LAY DOWN MY MONEY AND I PLAY MY PART

2016-01-02 08:53:40 | DAY BY DAY

ブルース・スプリングスティーンが久々に来日公演をするというので、頑張って
チケットをとった。前回は97年の「THE GHOST OF TOM JOAD TOUR」だったので
あれはともかく85年の初来日を見ていないことを未だに後悔しているので、今回は
気合を入れた。

ボスの公演で前から4番目の席を手に入れることができたというのは奇跡的である。
喜び勇んで会場に到着した私は入場の列に並んだのだが、なんだか様子が変だ。
チケットを見せる際の手荷物検査が一切ないようだが、代わりに何か聞かれているようだ。

私の番がきた。とりあえずiPodのイヤフォンを外すと係員が話しかけてきた。
「『HUNGRY HEART』を歌えますか?」
「えっ?」

確かにボスは『HUNGRY HEART』を演奏するとき、最初の歌詞を観客に歌わせる。
「いや、自信がありません。」と答える私に係員はニッコリとほほ笑んで少し大きめの
赤い紙を渡してくれた。
「それでは、これをお持ちください。」
それには『HUNGRY HEART』の歌詞が大きな字で書かれていた。
あっ、なるほど、件の曲が始まったらこれを見て歌えばいいのか・・・。

コンサートが中盤に差し掛かったころ、遂に『HUNGRY HEART』の演奏が始まった。
「あっ、紙をださないと。」ポケットをまさぐって皺だらけになった赤い紙を取り出し
開いたものの・・・。

横の客も前の客も誰一人として紙を開かないではないか。振り返ると後ろの人たちも
開いていない。上を見渡すとスタンド席の客も誰一人として持っていない。
そして大合唱。もしかして私だけ・・・。

酷い夢であった。(笑)

コメント (2)
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