HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

美女と拳銃

2010-02-27 16:44:19 | DAY BY DAY
映画のDVDを買うという行為と、映画のサントラを買うという行為は当然ながら
そこに全く別の意識が働いている。どちらかというと映画ファン寄り(笑)の相方から
見れば「映画のDVDを持っていないのに、サントラを買うんだ。」と半ば不思議がられ
私の金使いの節操の無さと併せて、あきれられる。二言目には「あんたが、DVDとCDを
持っているのは『エマニエル夫人』くらいじゃないの。」とか言われるがそんなことはない。
『バーバレラ』も両方持っている。(笑)

当然、映画も見たいという気持ちはあるのだが、DVD化されていなかったり
テレビ放映されなかったりというだけの話である。サントラは純粋に音を楽しみたいために
あるのだから、いちいち言い訳しなくていいのだけど。映画の印象的なシーンに音が
被れば効果倍増なのだが、映画本編に使われる場合、映像自体の音、例えば自然音や
車や列車の音、さらには台詞と重なることもあるので、やはり気に入ったサントラは買うのだ。

掲載写真は、映画を見たことが無くスコアを聴いたことも無いのにジャケ買いした1枚。
まず、拳銃をモチーフにした文字に痺れた。ロック・ファンならギターをモチーフにした
モンキーズのロゴを思いだしてほしい。モンキーズのロゴを素敵だとは思わなかったが(笑)
この拳銃にはグラッときた。これは68年のイタリア映画「LA RAGAZZA CON LA PISTORIA
(邦題:拳銃大追跡)」のサントラで、ジャケットに写る女性はモニカ・ヴィッティ。
CDをセットすると、いきなり品の無い男性ボーカルの熱い歌唱にひっくり返るが全体的には
なかなかのアルバム。シタールが緩くビャンビャンと鳴る曲の印象が強いが、トランペットと
オルガンの組み合わせの妙が洒落た曲もある。冒頭の曲は男性ボーカルが無いバージョンも
あって、そちらのほうが数倍クールであった。(笑)

なんとなく、ジャケ買い成功の1枚である。

コメント (2)
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