HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

激突

2010-02-04 18:21:15 | ROCK
こんばんは。
どれだけ音楽を聴いているつもりでも、「MONTREAL INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL」と
書かれていても頭の中で「モントルー・ジャズ・フェスティバル」と勘違いしてしまう
40男です。(笑)カナダとスイス、全然場所も地名の綴りも違うのに。
いや、ルー・リードのHPを見ていて、ツアー・インフォメーションに「MONTREAL
INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL」という文字を見つけて頭がそんな反応をしたのが情けなくて・・・。
いや、そんなことよりも、このモントリオール・ジャズ・フェスティバルに、ルーがどんな形で
出演するかが面白そうなのだ。

掲載写真は2008年にリリースされた「THE STONE - ISSUE THREE」。ジョン・ゾーンが
NYに開いたライブハウスの名前がTHE STONE。一般的な意味で簡単に受け入れられるのが
難しい実験的な音を出すアーティストの演奏の場を設けるという趣旨があるのだが、
洋の東西を問わずそういった場の集客は難しく、それは直接ライブハウスの運営に繋がる。
そこで、知名度の高いジョンが自身のレーベルからCDをリリースして、その収益をTHE STONEの
運営費に充てるというのが、CD「THE STONE」である。

ISSUE THREEはその名の通り、シリーズの3枚目。この手のジャンルに疎い私が手にしたのは
首謀者のジョン・ゾーンとルー・リード、そしてローリー・アンダースンの三竦み対決(笑)が
面白そうに思えたからだ。ルーと管楽器の相性は悪くないと以前から思っているが、といっても
これは一般的な楽曲の中での話で、インプロ対決となればどうなるか興味があったのだが
流石はオーネット・コールマンやドン・チェリーと渡り合った男である。いや、メタル・マシーン・
ミュージックを作った男である。好き放題のように見えて、感情の起伏が如実に解かる(ような
気にさせる)ところは流石だ。3人が3人とも自分の持ち場をわきまえて、音を出しているのが
素晴らしいところだ。

で、ルーはこの3人で7月のモントリオール・ジャズ・フェスティバルに出演する。
4月にはメタル・マシーン・トリオでツアーをするようだから、当分の間ルーの歌を
聴くことができないツアーが続く。勿論ルーの歌は好きだが、こういうツアーが出来るのも
ルーならでは、である。

メタル・マシーン・ミュージックのリマスターって何だ?。
「心の底から謝罪したと思っていたのかい?。バカめ。」
2010年、ルー・リードの薄笑い再び・・・。
コメント (6)
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