HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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ザ・フー・トリビュート・アルバム2題

2010-01-22 21:40:18 | ROCK
V.U.とザ・フーのカバー集の構想を同時に始めてしまい、頭が混乱したことは
以前書いた。大物アーティストの多くは生死に関わらず、何らかのトリビュート・アルバムが
企画されていて、埋め草ではないがトリビュート盤は簡単にカバー曲が集まるので
混乱した頭を落ち着けるのにはもってこいである。しかしながらV.U.カバー集では珍しくも、
その類の盤に頼ることが無かった。
まあ、正直に言えば単純に持っていなかったからなのだが。(笑)
そういえば、ディランの時もそうだったか。キンクスの時は頼りになる盤があったし、
ビートルズに至っては、その手の盤が多くて・・・・。で、ザ・フーのカバー集も
幾つかの曲を既成のトリビュート盤で賄うことになった。

掲載写真左はおそらく、最も有名なトリビュート盤で2001年に発売された。
「SUBSTITUTE」というタイトルが笑わせ、そして泣かせる。ピート・タウンジェンド公認と
いうだけあって、参加したアーティストには有名な名前を多く見つけることが出来る。
もっとも、本家本元のザ・フーもジョン・エントウィッスル存命時のライブに、
ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズが参加した時の音源を提供しているので、
そりゃあ、「公認」だろう。(笑)

ザ・フー・カバー集を構想するにあたって、最も困ったのが「四重人格」収録曲のカバーが
なかなか思い浮かばなかったことだ。で、「SUBSTITUTE」収録の『THE REAL ME』と
『5:15』の登場と相成るわけである。ちなみにこの盤でボウイ様はテンポを
思い切り落とした「PICTURES OF LILY」を披露。ストーンズ、キンクス、フー、ビートルズの
4者全てをカバーしているボウイ様だが、結果は・・・・・。(笑)
いつも狙い過ぎの感があるボウイ様なのだが、今回は「PINUPS」収録の「ANYWAY,ANYHOW,
ANYWHERE」を使った。

掲載写真右は94年のトリビュート盤「WHO COVERS WHO」。
こちらも負けず劣らずの好盤で、昨日紹介したイアン・マクレガンの「PICTURES OF LILY」も
これに収録されている。アレックス・チルトンやブラーという有名どころに混じって
小気味良い演奏を聴かせるのがスワーヴドライヴァー。ここでは「IN THE CITY」を
滅茶苦茶格好良く演奏している。しかしながら、今回のカバー集では映画「FORCES OF
NATURE 邦題:恋は嵐のように」のサントラから「MAGIC BUS」を使った。(笑)
で、この盤の何を使ったかと言うと『THE GOOD'S GONE』と『GLOW GIRL』。
特に『GLOW GIRL』は好きな曲なので、これは外せないのであった。

燃える女・・・・か。いいのか、こんな邦題で。(笑)
コメント (2)
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