今日は仕事が休みで、しかもいい天気。
出かけようかと思ったが、朝から荷物が届いたのと慢性的金欠で
外出は取りやめ。ビールも切らしているが、まあいいか・・・。
ちょうど10年前アランメリルの「ひとりぼっちの東京(ALONE IN TOKYO)」が
初CD化されたのだが、今では廃盤になりそれなりの値段で中古市場に
並んでいる。全編日本語で、かまやつひろしやクニ河内らの曲を歌う
アルバムで、アラン的には不本意な部分もあったという。確かに私の
嗜好的にも「ちょっと勘弁して」という曲もあるが、歌謡曲やソフト・ロックが
見直される今の耳で聴けば、聴き所は多い。
そんなアルバムにボーナス・トラックを加えて再リリースされたのが
掲載写真のアルバムでタイトルは「ALIEN IN TOKYO」。
1968年から71年までに日本でレコーディングされた曲を集めた形に
なっていて、先の「ひとりぼっちの東京」収録曲は全て収められている。
久しぶりに同アルバムを聴くことにもなったわけだが、本当にいい曲が多い。
不本意ながら(笑)ムッシュ作品よりクニ河内作品のほうに良い曲が多く
「平和」「若者の出発」という曲がお気に入りである。
このアルバムの後、「これが俺の本当の1枚目」とばかりにアランは
「MERRILL 1」をリリース。そのオープニングを飾る最高に気持ちの良い
ナンバー「EVERYDAY ALL NIGHT STAND」も収録。
アルバムはザ・リードの「悪魔がくれた青いバラ」でスタート。
ザ・リードはアルバム単位で聴いたことがないのだが、CD化を強く希望する。
1STはジャケ買いの対象(笑)だし、2枚目にはストーンズ・カバーが
収録してあるから。
「OF THE PEOPLE」はティーブ釜范&ムッシュかまやつの「ファーザー&
マッド・サン」収録曲で、アランとかまやつのデュエットが聴ける。
このアルバムにアランが提供した曲には傑作が多い。
そして特筆すべきはウォッカ・コリンズのシングル「オートマチック・
パイロット」と「サンズ・オブ・タイム」がCD化されたことである。
ご存知の通り、このシングル曲はアルバムとはバージョンが違う。
日本で編まれたコンピCDにこのバージョンが収録されているのかどうかは
知らないが、アラン名義の作品においては初CD化で、この意義は大きい。
ここまで書いてきて今更なのだが、今回もCDR仕様でカラー・コピーの
ジャケットである。しかしながら、最早そんなことには慣れてしまったし
しっかりアランに実入りが行くシステムで流通しているのだから、文句はない。
興味を持った方は検索して探していただきたい。