HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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追憶のブートレグ61・ACT13 / QUEEN

2008-05-25 21:48:09 | ROCK
「カンボジア難民救済コンサート」は79年12月26日~29日の
4日間、ロンドンはハマー・スミス・オデオンで行われた。
どちらかといえば、米国よりも英国のロックを贔屓にしていたので、
どちらも後追いで聴いたものの、「ノー・ニュークス」は完全にスルー、
「カンボジア・・・」のほうは熱心に聴いたものだ。
今では前者の意義や面子の豪華さもわかるのだけど。

「カンボジア・・・」のLPは2枚組でまずA面全部をザ・フーが、D面を
ポール絡みが占めていて、これには唸った。
両者とも当時のワーナーが権利を持つアーティストではなかったことが
その理由だが前者は貫禄、後者は言いだしっぺの立場というものがある
ということだ。もちろん商売上の判断は大きいだろうしね。
キース・ムーン無き後のザ・フーのライブを収録しているということが
素直に嬉しかったのは言うまでもない。

不思議に思ったのが、収録アーティストの中では大物の部類に入り
しかもワーナーが権利を持つクイーンがたった1曲しか収録されていないこと
である。プリテンダーズの3曲に比べると厭でも少ないことに気付く。
熱心にクイーンのブートレグを買ったわけでもないし、「ライヴ・キラーズ」
も大して気に入ってないのだが、先の不当に収録曲が少ないと思い込んだ
件のせいで、この日の演奏をもっと聴きたいと思っていた。
そんな私の思いを叶えたのが掲載写真のブートレグである。
音質は当時の普通のオーディエンス録音だが、時節柄「SILENT NIGHT」で
始まりお約束の「GOD SAVE THE QUEEN」で終わるまでを捉えていて、
初めて「カンボジア難民救済コンサート」のLPを聴いた時から持っていた
モヤモヤ感(笑)は見事に払拭された。
なんで1曲目にプレスリー・カバーを持ってくるの?という新たな
疑問が生まれたけど。(笑)

クイーンで好きなアルバムを3枚挙げれば順に「THE GAME」「JAZZ」「HOT
SPACE」である。熱心なファンからすれば「え~?」という声が聞こえて
きそうである。アルバムは全て揃えているのだが、実は名盤と言われる
「クイーンⅡ」や「オペラ座の夜」は未だに私にとっては掴みどころが無い
盤である。最初に買ったLPが収録曲が多い上に値段が安かったベスト盤で
そればかり聴いていたからかもしれない。事実、その後の私はクイーンを
シングル盤で聴くことが多く、日本盤シングルは20枚以上所持している。
先の2枚のアルバムも、いつか攻略できる日がくればいいと思っているの
だが、いつになるやら・・・。

コメント
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