2001年に発表された元ママス&パパスの
ジョン・フィリップスのアルバム。
ジャケット写真のジョンの横に写っているのは
キース・リチャーズ。
内容は73年から79年に行われたセッションで
ジョンの歌を聴いたミック・ジャガーの発案で
レコーディングはスタートした。
集まった面子はミック、キース(全曲参加)、ロン・ウッドに
脱退以来キースと初顔合わせとなるミック・テイラー。
これだけでもストーンズ・ファンなら倒れそうになるのに
クリス・スペディングまで参加している。
しかし、このセッションは長い間発表されなかった。
主な録音時期は76年から77年であるが、
77年には、キースはトロントで逮捕されている。
つまり、ジョンもキースもヤリすぎで録音が進まず
嵩むスタジオ代が払えなくなり、嫌気がさしたミックも
セッションを降りて、録音は放り出された形になったのである。
曲は全曲ジョンの手によるものであるが、ミックとキースが
参加した曲には特に興味深い物がある。
「OH VIRGINIA」は78年発売のストーンズのアルバム
「女たち」に収録されても全くおかしくない出来である。
「女たち」はストーンズからパンクへの回答という
捉え方で語られることが多く、そのほうが通りもいいが
カントリー風の曲も収録されている。このジョンの
アルバムでのセッションとの繋がりが今なら、
よくわかるというものだ。
98年頃からジョンはこのアルバムのリリースを
準備していたというが、01年3月に他界した。
このアルバムのどのくらい完成した形を聞いたかわからない。
運命のいたずらというものは何ともし難いが、
もし79年にこれがリリースされていたら
ジョンの評価は今よりずっと高いものになっていただろう。
70年発売の「JOHN,THE WOLF KING OF L.A.」も良かったが
私はこちらに肩入れしたい。
ジョン・フィリップスのアルバム。
ジャケット写真のジョンの横に写っているのは
キース・リチャーズ。
内容は73年から79年に行われたセッションで
ジョンの歌を聴いたミック・ジャガーの発案で
レコーディングはスタートした。
集まった面子はミック、キース(全曲参加)、ロン・ウッドに
脱退以来キースと初顔合わせとなるミック・テイラー。
これだけでもストーンズ・ファンなら倒れそうになるのに
クリス・スペディングまで参加している。
しかし、このセッションは長い間発表されなかった。
主な録音時期は76年から77年であるが、
77年には、キースはトロントで逮捕されている。
つまり、ジョンもキースもヤリすぎで録音が進まず
嵩むスタジオ代が払えなくなり、嫌気がさしたミックも
セッションを降りて、録音は放り出された形になったのである。
曲は全曲ジョンの手によるものであるが、ミックとキースが
参加した曲には特に興味深い物がある。
「OH VIRGINIA」は78年発売のストーンズのアルバム
「女たち」に収録されても全くおかしくない出来である。
「女たち」はストーンズからパンクへの回答という
捉え方で語られることが多く、そのほうが通りもいいが
カントリー風の曲も収録されている。このジョンの
アルバムでのセッションとの繋がりが今なら、
よくわかるというものだ。
98年頃からジョンはこのアルバムのリリースを
準備していたというが、01年3月に他界した。
このアルバムのどのくらい完成した形を聞いたかわからない。
運命のいたずらというものは何ともし難いが、
もし79年にこれがリリースされていたら
ジョンの評価は今よりずっと高いものになっていただろう。
70年発売の「JOHN,THE WOLF KING OF L.A.」も良かったが
私はこちらに肩入れしたい。