活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

ニコンダウンアップDX。

2011-07-13 06:18:34 | Weblog
ニコンからDX専用のマクロレンズ40mm F2.8が発表されました。
噂もなかったところからいきなりな感じ。しかも市場価格は3万円を切るあたりということで、DXユーザーには嬉しいニュースでしょうね。
先の35mm F1.8に続き、ニコンはエントリー層のストライクゾーンを直球で突いてきますねえ。
これでDXの単焦点レンズは、魚眼と望遠マクロを含めて4本となりました。一方キヤノンは望遠マクロ1本のみ。ニコンの本気度が判ります。
さて、ツーストライクのあとの決め球は24mm F2.8のパンケーキだと思うのですが、どうでしょうか。
とにかく小型軽量、薄いことが最優先で、何だったらF3.5でもOK。これはすなわちミラーレス対策です。

一眼レフの既得権益で潤っているところで、ミラーレスにどう取り組むべきかが二強の共通の悩み。
すでにミラーレス機の研究・開発は進んでいるのでしょうが、一眼レフで引っ張れるところまで引っ張ることも両面戦略としてありでしょう。
この意味でパンケーキレンズは当面、対ミラーレスのキラーコンテンツになりうると思うんです。

が、こういうことで先延ばししていると、バスに乗り遅れてしまいかねません。
勝負に出るか、敬遠するか、凡打で打ち取るか、難しいところ。

聖一眼レフの領分。

2011-07-11 22:40:22 | Weblog
海外の発展途上国で「いい顔」の人物写真を撮りたいなら、説得力のあるデカい一眼レフに限る
デカい一眼レフカメラを持っていたらどうなるのか? 彼らは「カメラマンがキタ!」とばかりに、「俺を撮ってくれ!」、「こっちに来てみろ! いい写真が撮れるぞ、きっと」と、次々とシャッターチャンスを与えてくれるのである。
もしもこれが、手のひらサイズの小さいカメラだったらどうなるか。おそらく、パッと見で「カメラを持った外国人」とは認識されず、ここまで楽しげに、自らすすんで写真を撮らせてはくれなかったはずだ。

ま、そういうことなのですが、この「発展途上国」には確実に中国が含まれるでしょ。
いや、日本でも一部にも当てはまっていますよね(撮る側に)。

その昔、80年代の一眼レフ全盛期のこと。ある著名な写真家がM型ライカで取材撮影していたら、子供に「おじさん、そのカメラ、安いカメラでしょ」と言われたというエピソードがカメラ雑誌に載っていました。
安かろうと高かろうと、撮れる写真に(ほぼ)変わりはないんですが、そこが気になるのは、撮る方も撮られる方も俗人の煩悩なる所以。
デカい一眼レフはそれだけで存在価値があって、ミラーレスには侵せないサンクチュアリでありましょう。

オリンパスのために大河なイメキャラを考えてみた。

2011-07-09 08:46:02 | Weblog
パナ留美GF3のTVCM。綾瀬はるかさんが出演する「タッチカラーコントロール」編と、佐藤健さんが出演する「高速AF」編です。
CMの最後でお互いのCMにちらっと顔を出すのが見どころとか。確かにこれは面白い。
咲さんと良太郎は“素”な雰囲気が似ていますよね。実の姉弟といっていい感じ。個人的には好感度高いです。少なくともあゆ嫁や可南子隊長よりずっと良いかと。

ミラーレス機の購買層はエントリー一眼レフと重なっているものの、やはり少し違う。単純にビギナーとかファミリーとか言えないためか、イメージ作りも各社考えているようです。
ソニーは北川景子さんと浅野忠信さんで、カップル型で先行。
オリンパスの宮あおいタンはリアルで写真が趣味な分、他社より強いけど、何たって一人より二人。カップルでCMとしたら、誰が適任でしょうか。
リリー・フランキーはもう勘弁して欲しい。売り上げ下がります。
小松帯刀な瑛太さんも写真好きらしいのですが、こちらはどうもトイカメラ方面のようです。
となると・・・やはり大御所、福山雅治さんでしょうか。篤姫×龍馬でオリンパス。豪華すぎるぜよ。

来るのか、Q連続体。

2011-07-08 04:49:09 | Weblog
ペンタックスQが思いのほか高画質らしいです。
その秘密は、なんとローパスフィルタレスらしい。
Low-passって何ぞや。
要するに「細かい模様をぼかす」という事である。主にデジタルカメラ等で、画像の標本化で起こるエイリアス(モアレ)を防ぐために、標本化を行う撮像素子の手前に入れる「ローパスフィルタ」であり、すなわちアンチエイリアスのためのフィルタである。by Wiki
つまり、モアレを防ぐためにぼかすフィルタということ。これがないと、その分、解像度があがるということ、と理解しているけど、おK?
ペンタ645DやライカM8/M9がローパスレス。コンデジもどきのペンQで、このような手でくるとは。

オート110の時はカワイイが優先で画質なぞ問われなかった。
ひょっとしてペンQは「化ける」かもねえ。
と感心していたら、ニコQが。えっ?


APS終了のお知らせ。

2011-07-06 22:22:47 | Weblog
と言っても、APSフィルム販売終了のお知らせです。
えっ、まだあったの、と言うのが正直なところ。
APSはデジカメの黎明期と重なって普及しなかったと説明されたりするけど、発売は1996年なので、それだけが理由とは言えないでしょう。
・現像後もフィルムは密閉カートリッジのまま。→かさばる。
・インデックスプリントがついてくる。→なくなると焼き増しが大変。
・使用途中でファルム交換可能。→交換して使う人はごく一部。
一番の理由は、当時すでに激安になっていた35ミリ判のフィルム代現像代に比べて割高だったことではないかしら(少なくとも日本では)。
でも、2002年時点でロールフィルム全体の12%、使い捨てカメラの29%を占めていたそうな。結構普及したんですね。

今となっては、フィルムをスキャンしようにも、スキャナのAPSアダプタ自体が売られていないそうで、かなりの苦労するようです。

オリンパスのつるぺたって言うな。

2011-07-05 06:07:41 | Weblog
PEN三姉妹が発表されたのですが、うーん、浅井三姉妹のはずがコシノ三姉妹になってしまった感じ。

長姉P3はいいでしょう。
ストロボ内蔵なのは元コンセプトに反するように思うのですが、P1/P2のデザインを踏襲したのは正解です。
中身のブラッシュアップ度の割に外見が変わらないのは物足りないという向きもあるようですが、ライカが基本形を変えずに進化したように、「完成したデザイン」は変える必要はないし、PENのアイデンティティとして継続して欲しいと思います。

問題は妹たち。
だいだい秋まで随分待たせるじゃないか。オリンパスのWebの製品特長がまだcoming soon状態です。
デザインとしてはグリップなしの前面フラットで、しっかりグリップのNEXとは対照的。
XZ-1もそうだけど、オリンパスはこの「つるぺた」路線で行くのだろうか。
ズームや望遠レンズも使ってみたいはずの一眼を求める層にウケるだろうか疑問です。
なお、P3はグリップが外れるギミックとなっています。数量限定の大理石とか鼈甲とかはインパクト大。つるつるな素P3の良太郎電王にモモタロスやキンタロスが憑依するような感じかな(何ちゅう例えや)。
また、PL3とPM1はチルト液晶の有無の違いだけのようで、LとMに分ける必要があったのだろうか。
一方でPL1→PL2→PL3に統一性がなく、Lシリーズの位置づけがよく分からない。

よくできた姉に幼女で双子の妹。
オリリン(オリンパスファンのこと)としては今回ちと不満。
ま、買うでしょうけど(情)。

リコペンの未来予想図。

2011-07-03 08:25:02 | Weblog
あなたはきんどー社長です。さあ、この後どうしましょう。
・GXR用Kマウントユニットを出す。ただしその後は放置プレー。
・QマウントのGRレンズ&レンズ交換式GR4発表。実はQシステムは1/1.7型センサーもカバーしていたというサプライズ。
・Kシリーズは当面このままも順次縮小。645はプロ用に手堅く伸ばす。
・秋頃に次期主力のAPS-Cミラーレスを発表。もちろん、同クラス世界最小最軽量。
・コンデジはOptioに集約。ユニーク路線で、まずはオートハーフに似せたAH-10をリリース。
・ちなみに新ブランド名は「リコーペンタックス」、略称リコペン。イメキャラにはマコリンペン・・・は無理なので、成海璃子で。
これは楽しい。おー、おっほ。

りこうな花嫁の話。

2011-07-02 17:02:29 | Weblog
なんと、リコーがペンタックスを買収、いや、HOYAがペンタックスを売却。
ニュースではどちらの表現もあるけど、投機筋には後者の方のようで、HOYAの株価がどんと上がっていますね。
カメラ民の評価としては、
・ヒロシの非情。ひどス。
・とりあえずサムスンやハイアールでなくてよかった。
・変態合体、今後に期待。
のおおむね3つになるかと思われます。

ただし、ニュースをよく読むと、単にペンタのカメラ部門が身売りされたというだけではなく、共同で別会社を設立して、リコーにペンタが合流するようなニュアンスです。
しかも、HOYAは今後も内視鏡にペンタックスブランドを使うし、セイコーが眼鏡レンズにペンタックス銘を使うことになるらしい。なんてことはない、ペンタックスのアイデンティーが拡散・解体の憂き目。
将来的には、フォクトレンダーみたいに実体のないブランドだけになってしまうんじゃなかろうか。心配。

K2/ME/MX/LX/SFXn/MZ-5あたりを使ってきた元ペンタ党としては、一眼レフ分野でのブランドイメージは、ペンタックス>(越えられない壁)>リコーであって、XR-7などを使ってみましたが、かなり格が落ちる感じだったし、かのリケノン50mm F2やパンケーキ28 mm F3.5をちくっと愛用してはいたけれど、それだけのメーカーだったと個人的には思う次第です。
また、当時からサンキュッパで安売りしたり、XR-PやXR-X、XR-Solarなどの変態機種を次々とリリースしたりして、Kマウントでもこっち来んなと思っていたもん(リコーファンの皆様、ごめんなさい)。
なので、今回のリコーがペンタックスを買収しちゃうというのは、ちょっと感慨深いものがありますね。

そのリコーのカメラががらっと変わったのは、一眼レフではなく、言わずと知れた高級コンパクトのGR1ですね。
これにしたって、元々はなんてことはないただのコンパクト機R1であり、折りしもチョートクさんのお力もあって、一気にイメージアップした感があります。
実は企業規模からすれば、リコー>(越えられない壁)>ペンタックスであり、カメラにも思い入れがありそう。
今後のことを考えれば、「やっぱりアタシのカラダが目的だったのね」なHOYAよりも、「おまえの気持ちにホレたんだ」と言ってくれるリコーは、ペンタにとって実によいパートナーなんじゃないでしょうか。

「お嫁に来てもらった感じ」というリコーの社長さん。末永く可愛がってあげてくださいね。