活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

リコー・オンザロード。

2011-07-18 07:27:39 | Weblog
大阪の国立国際美術館で開催中の森山大道展「On the Road」を観てきました。
大道さんの作品展は何度か観たことがありますが、今回の規模は群を抜いて凄かった。総覧的。回顧展みたい、まだ生きているのに。観ていて自分が今70年代の路上をさまよっているような気がしてきました。

で、会場出口に「大道氏愛用のカメラ」が展示してあるのですが、①オリンパスペンWブラック、②オリンパスOM-2(OM-1だったかも)、③あとはリコーのGRシリーズばかり(アナログ、デジタルとも)。
リコーの宣伝効果抜群ですね。
ただ、大道さん自身はカメラの機種にこだわったりはしないみたい。その昔、ペンタックスS2も使っていたような。

ところでちょっと気になるのは、大道さんの撮影風景のビデオ上映をしていましたが、GRDを片手で構えて撮っていました。モニターを見て撮るのだから、それでもいいのだけれど(それにブレていてもOKだし)、少なくとも銀塩時代はそんなことしてなかったように思うのですが。
傾いている写真もそれが効果的で良いのですが、昔の傾いた地平線と今の傾いた画像はちょっと違って見えたりもします。
ついでにデジタル大道はカラーも多いのですが、やっぱり粒子もろ出しのブレボケアレが大道さんらしい。これはカメラを問わずです。
そこで、モノクロ粗粒子に水平を傾ける「ダイドーモード」搭載ですよ、リコー・ペンタックス様。