活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

聖一眼レフの領分。

2011-07-11 22:40:22 | Weblog
海外の発展途上国で「いい顔」の人物写真を撮りたいなら、説得力のあるデカい一眼レフに限る
デカい一眼レフカメラを持っていたらどうなるのか? 彼らは「カメラマンがキタ!」とばかりに、「俺を撮ってくれ!」、「こっちに来てみろ! いい写真が撮れるぞ、きっと」と、次々とシャッターチャンスを与えてくれるのである。
もしもこれが、手のひらサイズの小さいカメラだったらどうなるか。おそらく、パッと見で「カメラを持った外国人」とは認識されず、ここまで楽しげに、自らすすんで写真を撮らせてはくれなかったはずだ。

ま、そういうことなのですが、この「発展途上国」には確実に中国が含まれるでしょ。
いや、日本でも一部にも当てはまっていますよね(撮る側に)。

その昔、80年代の一眼レフ全盛期のこと。ある著名な写真家がM型ライカで取材撮影していたら、子供に「おじさん、そのカメラ、安いカメラでしょ」と言われたというエピソードがカメラ雑誌に載っていました。
安かろうと高かろうと、撮れる写真に(ほぼ)変わりはないんですが、そこが気になるのは、撮る方も撮られる方も俗人の煩悩なる所以。
デカい一眼レフはそれだけで存在価値があって、ミラーレスには侵せないサンクチュアリでありましょう。