活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

体力と大金のある人のための新しいライカがキター。

2008-09-25 23:43:17 | Weblog
ライカ判より大きいライカS2がいきなり発表ですが,別途R10も開発中らしい。
ライカは一体何を目指してるんでしょうねえ。
30×45mmというサイズは供給される素子の事情からきたのかどうか知りませんが,35ミリ判フルサイズの24×36mmと比べて面積で6割増足らず。銀塩で例えれば,セミ判と6×7判の違いくらい。
これでどれだけのアドバンテージがあるのだろうか。
35ミリ判とセミ判(面積比2.7倍)であれば,確かに違う,というのが実感できるものなのですが。

思うに,わが社もデジタル専用のAF一眼が必要だ。でも,今さらフルサイズに乗り入れても二大メーカー寡占市場に食い込むことは難しい。どうせレンズはデジタル対応やAF化でシステムを一新する必要があるのだから,ここはフルサイズ超ということで物理的差別化を図ろう。これがライカの生きる道。悪いわねありがとねこれからもよろしくね。
とか,ドイツ語で激論を交わした結果の決断ではないか(推論)。

ところで,ニコンも中判デジタル一眼を開発中との噂が流れています。
一説によると,その「MXフォーマット」は54×54mm正方形CCDとのこと。
この通りだとすると,スタジオ用にハッセルやブロニカのようなスタイルのカメラが出てくるかも知れない。
ニコンはこの分野のカメラもカバーするつもりなのか。

ライカS2の方はアスペクト比1.5と35ミリ判と同じで,エディトリアルのことをあまり考慮してないみたいだし,やはりどうも“大ライカ判”な位置付けのように思える。
ちなみに予価300万円。
こんなコンセプトで大丈夫なのかしら。ライカS1の生産台数146台で懲りたはずなのに。
ま,どうせ一般人にはアウトオブ範疇ですけど。