ライカ S2に思う・・・

戯休「ライカがAF搭載デジタル一眼レフ『S2』を発表したそうな。」
旗本「ほう？　それは興味がある話よ。　一概にワシはデジタル物はちとアレだが、カメラ絡みなら何とか判るからな。」
修道女「私もです。　カメラとか調理家電とかは苦にならないんですけど・・・・。」
戯休　『・・・カメラだって、便利機能山盛な、今時のコンデジとかは苦手だろうに。』
旗本「ぬ？　何か言ったか・・・？」
戯休「いえ、別に。　まぁそう言う訳でその新型、結構な高性能な訳で、ちょいと見ただけでも驚いたよ。」
修道女「先日話に出た5Dとかα900より良いんでしょうね。」
戯休「狙ってる客層が明らかに違うからね・・・。　センサーサイズも30×45mmで大きいし。」
旗本「ふむ・・・。　それがどの位の大きさなのか迄は知らぬが・・・・先日言っていたフルサイズとは違うのか？」
戯休「ああ、そりゃもう。　フルサイズって言ったって、35㎜判のフルサイズって事だからね。　それに比べて、大体6割位広くなってる事になるかな。」
修道女「ふぇぇ・・・。　そうすると、画素数ってどの位になっちゃうんですか？」
戯休「3750万画素。」
旗本「・・・圧倒的ではないか・・・・。」
修道女「・・・何かこう、少し前までの画素戦争なんか馬鹿馬鹿しくなっちゃいますね・・・・。」
戯休「だから、客層が違うってば。　良くも悪くも。」
旗本「・・・・確かに、な・・・。　とてもではないが、万人向けではないだろう。」
修道女「いきなり渡されて、綺麗に撮れるものじゃありませんもんね。」
戯休「ここまでくると、少しばかり腕に覚えがあっても厳しいと思う部分も出てくると思うよ。　容易じゃないんじゃないかな・・・。」
修道女「主殿なんか、絶対無理そうですよね・・・。」
戯休「無理。　100％、俺には無理。　きっと俺が、これと、良く出来たコンデジで写真を撮って比べれば、コンデジの方が綺麗に撮れるんじゃないかって位、無理。」
旗本「悲しい話だが・・・・あながちそういう物かもしれんな・・・。」
修道女「中途半端な技術で撮る位なら、コンデジに任せて撮った方が良いって事ですね。」
戯休「そうそう。　逆に、これが実際どこまで撮れるかは判らないけど、腕のある人ならどこまでも綺麗に撮れる可能性もあると思うしね。」
旗本「判る話よな・・・。　名刀が物を斬るわけではなく、人が斬ると言う事と同じだな。」
修道女「物騒ですけど、そうなんでしょうね・・・。」
戯休「まぁ、そもそもにして、技術や覚悟が無い人が買うとも思えないけども。」
修道女「判りませんよ？　ほら、主殿の御親友も御子様が生まれたらデジタル一眼レフを買ったそうじゃないですか。　そういう時って無理して良いのを買っちゃったりしますよね、旗本様？」
旗本「ぬぉ？！　そ・・・・そこでワシに振るか・・？！　ま・・・まぁなんだ・・・・・有無・・・・・孫や曾孫がな・・・・ううむ・・・・。」
戯休「・・・狼狽する理由も良く判らないけど・・・・貴方方、これがライカって事を忘れてません？」
旗本「・・・・そうであったな・・・・・。　国内メーカーならまだしも、ライカであったか・・・・。」
修道女「・・・・ライカだから高価って決め付けたくないですけど、実際高価ですもんね・・・・。　で・・・おいくらなんですか・・？」
戯休「本体だけで約20000ユーロだって。　日本円で約300万円。」
旗本「がふっ・・・・。　無理も無いのかもしれんが、しかし・・・・・。」
修道女「あぅぅ・・・。　それでレンズまで新調したらどうなっちゃうんでしょう・・・・。」
戯休「まぁ、立派な車が新車で買えるレベルだよねぇ・・・。　俺なんかが見ると、個人の趣味で買うレベルじゃなさそうな印象をもっちゃうけどさ。」
旗本「・・・確かに、仕事で還元せねば、厳しい気もするわ・・・・。」
修道女「趣味で買う方も、そうとうお好きですよね、ここまでくると。」
戯休「でも、冷静に考えると、それより馬鹿みたいに高いオーディオ機器をガシガシ買う人も居る訳だから・・・。　好きな人は買っちゃうんだろうなぁ・・・・。」
旗本「無論、それはそれで結構な事だ。　実に羨ましい話である事に違いは無い。」
戯休「とりあえず、これだけお金を掛ければ、ライカの品質でこれだけの物を買えると判った訳で。　少しでも俺等に手が届きそうなレベルの商品に反映される事を祈ろう。」