ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

07/01/01 新年のご挨拶+玉三郎舞踊集+TVの話題、他

2007-01-01 17:52:51 | 観劇

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

写真は年末に届いた「坂東玉三郎舞踊集DVD-BOX」。歌舞伎を本格的に観始めて2年弱になるが、どうも舞踊は苦手で睡魔との闘いになることも少なくない。予習が肝心かもしれないと「勘三郎箱」にある「京鹿子娘道成寺」を観てから昨年2月の「二人道成寺」を観たら、やはりある程度流れがわかってみることができるのでじっくりと楽しめた。
それからずっと欲しいと思いつつ、我慢してきた6巻セットの玉三郎舞踊集。ボーナスも出たし、ついに10%引きのアマゾンで買ってしまった。DVDは歌詞字幕版も音声解説版も選べるようになっているのでじっくり勉強するのにはもってこいだと思ったのだ。まず「勘三郎箱」よりもスリムというのも有難い。他のDVD保管スペースに並べられる。
この写真を撮影した後で布張りの黒いBOXの蓋をとって中のDVDを開けてみる。すると1巻ずつにリーフレットが入っている。写真と共に日本語版と英語版の解説文があった。これは予想していなかったのでとても嬉しい。
まず今月の歌舞伎座の勘三郎の「鏡獅子」を観る前に、この玉三郎版で予習しようと思っている。

NHKの「芸能桧舞台」をBGMにしながら娘に食事をさせておにぎりを作って、元日営業のバイト先に送り出した。
歌舞伎座でも観たが「六歌仙」の雀右衛門の小野小町と梅玉の業平は高雅で見惚れる。染五郎の文屋も喜劇味があってよかった。筝曲もお正月気分が盛り上がってよい。住大夫の「壺坂観音霊験記」って昨年と同じ演目のようだが場が違うのかな。しかし同じ時の録画を2年に分けて使ったのかしらとちょっと疑問に思った。
明日の「芸能桧舞台」は三津五郎の「京鹿子娘道成寺」が楽しみだ。ちゃんと録画しようっと。

そうそう、昨晩は娘がバイトでいなかったため久しぶりに「紅白歌合戦」を観ることができた(掃除しながらだけど)。小林幸子の毎年話題の衣装は装置がうまく作動して竜が昇っていって開いたドレスの裾が傘のような形で上下してなかなかみごたえあり。歌も「大江戸喧嘩花」とかで助六や小紫といった歌舞伎で馴染みの名前も出てきてちょっと嬉しかった。DJ OZMAのリハーサルになかったバックダンサーの衣装でのパフォーマンスはやはりちょっと下品だった。しかし一番驚いたのはTOKIOの長瀬智也の歌声。映画やTVドラマでのドスのきいた声しか知らなかったのでいい声で歌うのに驚いたのだ。知らない歌も多いけれど紅白はBGM的に観るとけっこういいかもと思った次第。
追記
夜のNHKの正月時代劇「堀部安兵衛」をPARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」と重ねながら観てしまった。朝ドラに出ていた小澤征悦が主人公。とにかく脇役陣が大滝秀治、松方弘樹、勝村政信、宇梶剛士、中村梅雀、等々豪華だった。原作は池波正太郎だからなかなか味わい深かった。先日の『マリー・アントワネット』でマルグリットを演じた新妻聖子も出演。勝気な女武芸者役でハマリ役。小柄だが顔立ちが整った彼女は映像にも向くと思った。