Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

2012.05.26 スダーン指揮東京交響楽団第600回定期演奏会批評(No.2057)

2012-05-26 23:47:59 | 批評

「拡大した室内楽がマーラー交響曲」の世界を描き出してくれた「スダーン + 東響:マーラー」の名演


  音楽監督=スダーン が提唱した「オーケストラとしてはあり得ない?企画 = マーラー・リーダー(歌曲)プロジェクト」のスダーン自身が指揮する1発目。交響曲「大地の歌」を演奏するにも関わらず、関東で1回しか公演をしない(「新潟定期演奏会」が明日!)ためか、私高本がここ数年聴きに伺った東響演奏会中、最も混んでいた。老眼で定かでは無いが、約95%の入りだったか?


 「マーラーの曲」は色んな側面を持つ。

「老田裕子 + 佐伯周子:マーラー:子供の不思議な角笛から(1899年版)全曲演奏会」企画


以来「犬のサンダル集め」状態に近い。「光の当て方」に拠って、「マーラー像」は(他の作曲家に比較して)大きく異なる演奏を産むことはここに断言しよう。

スダーンは「室内楽の積み上げ = マーラー交響曲の世界」を描き尽くしてくれた!


である。
 スダーンは、トランペットもトロンボーンもテューバもティンパニを初めとする打楽器も「鳴らし切る」ことはしない。これらの楽器は「8割の音量」で止める。結果として「狂人的なマーラー像」は産まれない。私高本は好みだが、人それぞれの感性だと思う。(可能性は低いが「狂人 = 私高本」も否定できないわな(泣)

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