演奏順が効果を削いだ 沖澤のどか指揮 N響短時間C定期最終回
- イベール/寄港地
- ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲
- ドビュッシー/夜想曲
のプログラムビルディングであったが、ドビュッシー/夜想曲 が静かに終曲するため、1曲目&2曲目終曲に比べて、拍手も盛り上がらない上、ブラヴォー無しとなった。プログラム記載演奏時間=55分 に +ピアノ出し入れ +合唱団椅子配置 +合唱団入り +ピアニストアンコール=シューマン「トロイメライ」 で75分。「N響の狙い通り」だと思う。去年も今年も 「N響ウェルカム・コンサート」の標題=「75分でN響定期をいいとこどり」まさにそのものであるから。
・・・が、編成大きい曲=ドビュッシー/夜想曲 でコンサート終了は「落ち着く」よりも「ここで休憩、後半に期待」感になる。イベール「寄港地」で終演の方が盛り上がり、と思う。
ルイージ指揮「メンデルスゾーン」プログラムでも感じたが、短時間C定期は曲順が上手く行かない月が多かった。