Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

作曲家論 : スクリャービン第4回 (No.1355)

2006-08-30 22:37:39 | 作曲・スクリャービン(1872-1915
 昨日号は、私高本が熱くなったかも知れない。本日からは「普通に冷静な高本」に戻っているのでご安心下さい。 今日は「作曲家論:スクリャービン」の続きです。
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スクリャービン「ポエム」集CDが存在しない!


 スクリャービンが「ピアノソナタ」と並んで、生涯に亘って、力を入れて作曲した分野は「ピアノ独奏用ポエム(詩曲)」である。 作品32の「2つのポエム」から始まって、生涯続く。 極めて短い時間空間に「リスト発明の交響詩の世界を盛り込む」意欲からスクリャービンが創り上げた世界であり、相当に成功しているのだが、
  • ピアノ「ポエム」CDは
  • 『全集が無い』だけでなく
  • 「スクリャービン ポエム集(選集)」さえも存在しない

が実情。 スクリャービンが悪いのか? ピアニストが悪いのか? CD会社が悪いのか? CD購入者が悪いのか?

 ・・・で、「スクリャービン : ポエム」が多く収録されていて、演奏の良いCDを紹介するために、CDを聴きまくった。 数枚新規に購入もした、やはり「この1枚」かも? と思えるCDに出会えれば幸せなのだが、「スクリャービン : ポエム」では出会えなかった。 う~ん。
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 ちなみに、
  • 「ポエム」だけでなく
  • 「練習曲」集でも
  • 「前奏曲」集でも
  • 同じように「CDが存在しない」のが
  • 『スクリャービンの世界』

なのであるが!
 スクリャービンでは、「ピアノソナタ偏重のCD録音界」が『現世の日本』である。何故かはわからない。
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