メダケの竹林 メダケのパンフルート
メダケのパンフルート 八せんの日に伐採したメダケ
ホウライチクの竹林 節間の長いホウライチク
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。
みなさんは「はっせん(八専)」という言葉を聞いたことあるでしょうか。
昔から伝わる暦の干支(えと)のある期間をあらわす言葉で1年間で6回(各8日間)はっせんがおとずれます。
はっせんを説明しようと図書館に行って広辞苑などを調べましたが暦の専門用語が羅列されており理解不能でした。
この地区では「はっせんの日に竹を切ると竹を食い荒らす虫の被害にあわない」という言い伝えがあり、会話の中で
この単語がたまに出てきます。
農協が発行するカレンダーのなかにも「八せん始まり」の日と「八せん終わり」の日が記入されています。
はっせんは園芸業界と農業関係者の間では先人の知恵としていまでも利用されている言葉なのです。
当工房では今まで「竹の休眠期」というくくりで竹を採取してきましたが、前年度の失敗を教訓に今年度は「竹の
休眠期のなかの八せんの日」を特定して伐採をします。(今回は12月23日~1月3日の間)
結果が出るのは3年後になりますがその時保管してある竹に虫が入っていないことを願って竹の伐採作業を進めて
います。
パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf
ナリヒラダケの竹林 伐採して来たナリヒラダケ(上)とメダケ(下)
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。
パンフルートの素材である竹の伐採適期がきたので工房近くの竹林に行って竹の伐採作業をおこなっています。
ナリヒラダケとメダケを採取してきましたが、2種類をならべて見ると明らかに種の違いがわかると思います。
ナリヒラダケは黄色に近い緑色で皮は1年目からはがれ落ち残っていません。
メダケは青色に近い緑色で皮は朽ちて落ちるまで残ります。
パンフルートの竹は4~5年生が伐採の適期です。若い竹は未成熟で伐採後乾燥させた時収縮率がおおきくしぼんだ
状態になることもあり楽器の材としては不適格であります。メダケ類の竹は6年目をすぎると立ち枯れ状態に入り
しだいに上の葉を落として行き日光を根元にあてるようにすることで次の代の芽吹きをうながします。
自然の輪廻がここにあります。
上の竹林の写真は若い竹、伐採適期の竹、立ち枯れの竹が混在しており10年サイクルで代が入れ替わっています。
さて表題の「はっせん(八専)」とはなんのことでしょうか? 謎は明日解明いたします。
パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
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息つぎの箇所を特定した楽譜 工房近くの竹林
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。
パンフルートを初めててにされて管に息を吹き込んだ時、思ったより簡単に音が出て「この楽器はくみ易し」と思わ
れた方も多いと推測します。
しかしその後一定の音を連続して出し続けることの難しさを感じておられると思います。
その最大の要因はパンフルートの息使用の効率悪さによる息継ぎの困難さによるものと思われます。
曲のなかでひとつひとつの音を安定して出しつづけるには息継ぎの箇所を特定していきましょう。
その曲の練習を進めるにあたり譜面をおぼえると同時に息継ぎの箇所を変えることなく毎回同じ息づかいで曲が吹き
続けられるよう訓練するのです。
私はひとつの工夫として譜面上に逆三角形のしるしをつけて目印としています。
まず最初に譜面全体の息継ぎ計画を立て曲のながれを自ら作って行きましょう。
パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf
パンフルート演奏入門 J.ムルク著より 我が家の1コマ
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。
パンフルートを含む管楽器にとって呼吸は音を発生させる根源となるものでもっとも重要な奏法となります。
よりたくさんの息をとりこむ方法をマスターできれば音を自在に変化させる能力につながり、あなたの演奏
の土台をゆるぎないものにすることができます。
一般的に横隔膜をひろげてお腹に息をとりこむ腹式呼吸を実践されていますが、パンフルート演奏入門では
それに加え胸にも息をいれる組み合わせを説いておられます。
ムルク先生は長年にわたりパンフルートの教育にたずさわられて来られ、この教則本は初めてパンフルートを手
にする方々のためにどのように音をだし何に注意してどのようなステップで練習して行くのか正しいみちすじを
示しておられます。
内容については私が公表する立場にはありませんので本を購入されたうえ研究されてください。
教則本の申込先は、広島パンフルート愛好会nakamura@an-pan.org.vcfまでどうぞ。
パンフルート購入・修理・のご用命は082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。