風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

チューナーの針振れを安定させるには

2022-10-09 | ミツロウ・調律方法

絶対音感のない私たちは音程を調整するにはチューナーが必要です。

 

 

 

パンフルートの特性として一定の音程を保つことが難しい楽器です。

いろんな息の条件で音程が上下することを条件に針の振れと向き合いましょう。

まずは弱い音Pピアノの音を出して調律します。

中央より10~20%下で止めておきます。

次にモデラート・mfメゾフォルテのやや強い音を出して調律します。

同じ条件で吹くと中央より10~20%上がるはずです。

振れを前提にする以上、この平均値を見つけましょう。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


管深さは放物線を描く

2022-10-01 | ミツロウ・調律方法

パンフルートの各管の深さを測ると見えて来るものがあります。

 

 

 

データを表にした時、高音部から低音部までの関係が見えて来ます。

数値になった管内深さを隣の管と比べて見ると、高音部では1㎜・2㎜の差

であるのに対し、低音部では20㎜・30㎜となります。

高音部から低音部にむけて線上に表すと高音部は緩やかに進み、低音部は落

差が大きくなる放物線を描くことになります。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
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教室では私の楽器の測定結果も公表

2022-09-26 | ミツロウ・調律方法

私が関わっている教室が広島に2つあります。

 

 

 

今、教室では正確な音程で演奏すべく調律用具セットを使って各管の調律を行

っております。

パンフルートは穴の底に詰め物をして、その増減で音程を作っていきます。

詰め物は常温で少し柔らかい「蜜蠟・ミツロウ」を使います。

管底のミツロウを追加したり、掻き取ったりして音程を調整して行きます。

音程が合ったら深さを測りデータを記録しましょう。

私の楽器を調律したデータは全管記録していますので、教室で公開して各人

の楽器調律の際参考にしてもらっています。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
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各管の深さを測りデータを取ろう

2022-09-23 | ミツロウ・調律方法

パンフルートの音程作りは、周波数という数学です。

 

 

 

各管の深さを測り、データとして記録しましょう。

パンフルート工房製パンフルート又は調律セットを単独で購入された方には、

調律用具セットとして1、ミツロウ塊。2、丸棒。3平棒。が渡っています。

この中の丸棒とメジャーを使い管の深さを測ります。

管の径より小さめの丸棒を管の中に差し込み長さを測ります。

パンフルートは22管ありますので、それぞれの長さを測り記録しましょう。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
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調律、高音部は使う前に再確認

2022-06-08 | ミツロウ・調律方法

パンフルートの中央部より高音方向は使う前に音程を再調整しましょう。

 

 

 

パンフルートの音程が放物線を描いている性格上、高音部の管深さの差が少

ないのです。

低音部は20㎜以上の差で次の音に進むのに対して、高音部は1~2㎜で音

程が変わります。

米粒一つの量で音程が動きます。

このことを認識して音程の動きに常に注目しましょう。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
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