風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート・カタログファイル 6

2016-11-30 | 楽器カタログ

パンフルート製作工房では木の素材でもパンフルートを製作しています。

木の素材での音は「優しい音」「温かい音」「倍音を多く含む複雑な音」がします。

以下順次紹介して行きます。

 

カタログNO・11  桜の木 22管アルトパンフルート   価格  8万円

  

 

  パンフルート工房 製作NO 200

  製作年月  2013・10

  重量    440g  (竹平均420gなので重さはあまり変わらない)

  音域    最低音G(ピアノ中央Cの5音上4G)から、3オクターブ上の7Gまで22音

  材質    広島市安芸区・里山の山桜

        木目は粗く柔らかい。濃いオレンジ色の肌

  音の特性  柔らかく優しい音。温かい音。倍音が多く良く響く。

        優しさの中に凛とした厳しさのある音が交じり複雑な音の世界をかもし出す。

 

カタログNO・12  桜の木 23管テノールパンフルート   価格   9万円

  

 

  パンフルート工房  製作NO  203

  重量        750g

  音域    最低音C(ピアノ中央の4C)から3オクターブ+1の7Dまで23音

  材質    広島市安芸区・里山の山桜

        木目は粗く柔らかい。中心部は濃いオレンジ色、外周部は薄いオレンジ色。

  音の特性  優しく温かい音。高音域で倍音が良く響く。柔らかい音の中に鋭く厳しい音も混じる。

         鋭い音はニスの厚さが要因で、木独特の温かい音をベースに鋭さが入る。

        音の立ち上がりは木としては早く、リズムが取りやすい楽器である。

 

工房住所 広島市安芸区上瀬野町205  連絡先 080-5235-7664   panfrute@yahoo.co.jp


はみ出し部分削り取り

2016-11-28 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルートの底部箱型作りでは、表面を滑らかにするため木工パテを塗ります。

  

 

 木工パテをパンフルート管の際に塗ると、どうしても余分な液が管にくっ付いてしまいます。

底板ラインを仕上げたあと、このはみ出た部分をそぎ落として行かなくてはなりません。

ハケで水を塗り少し柔らかくして、小刀の刃や背を使って削ぎ落とします。

管の表面にキズをつけてはならない細かい作業なので、老眼鏡が頼りの私にとって時間のかかる作業です。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルートを製作しています。

工房住所 広島市安芸区上瀬野町205 電話 080-5235-7664 mail panfrute@yahoo.co.jp


待ち時間に次の楽器の工程進める

2016-11-26 | パンフルート作り

木工パテは乾くまで少し時間を要しますので待ち時間には次に予定している楽器集団の工程に入ります。

  

 

 次に組み立てているグループは数種の木のテノールパンフルート7台です。

今の工程は組み立てた後の穴の内壁最終仕上げです。

丸棒の先にサンドペーパーを巻き付けた手作り工具を使って内壁を仕上げます。

特に穴底部分は次工程で塞いでしまうので、今のうちとばかりに念を入れて加工します。

内壁加工最後の工程ですので妥協は許されません。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では地元広島の素材を使って温かい音の楽器作りを行なっております。

工房住所 広島市安芸区上瀬野町205 連絡先 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp


最終材で41台

2016-11-24 | 被爆樹木のパンフルート

被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルート作りは残材を使い切りました。

  

 

 カイヅカイブキ材でいま組み立てているのは、

         22管アルトパンフルート(正式楽器)     3台

         10管ピッコロパンフルート(児童用)    20台

         15管ピッコロパンフルート(高音域特化)   8台

         5〜8管ピッコロパンフルート(見本用)   10台

の41台のパンフルートです。

今の工程は低部箱型作りですが、これだけの台数ですとここにあと1ヶ月ぐらい時間を要します。

また、歌口作り・管表面仕上げ・音程作り・と続き4ヶ月先の完成を目指しています。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木パンフルートで平和の発信をしています。

工房 広島市安芸区上瀬野町205 連絡先 080-5235-97664  mail panfrute@yahoo.co.jp


被爆樹木パンフルート最終材料

2016-11-22 | 被爆樹木のパンフルート

被爆樹木・カイヅカイブキの木の最終残材で作っているパンフルートは楽器の形を形成しています。

  

 

 広島市立千田小学校で枯れてしまった「広島市指定被爆樹木カイヅカイブキの木」パンフルートに再生するプロ

ジェクトが2014・9月から進み、2年数ヶ月が経ちました。

これまでに小学校には50台のカイヅカイブキの木パンフルートが納入されていますが、使用している同校合唱隊

のメンバーが今年度52名になり楽器が児童全員に渡り切らなくなっています。

そこでパンフルート製作工房に残っていた残材や端材を集め最終組み立てに入りました。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木・カイヅカイブキの木のパンフルートを製作しております。

工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)連絡先 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp