古代から伝わるパンフルートの形と音を現代によみがえらせる取り組みです。
中国・雲崗石窟の古代パンフルートを持つ彫像。1500年前の形を現代の管の直径・長さに置き換えて製作しました。
製作NO・207 雲崗石窟モデルパンフルート(テノール)
パンフルートの起原はギリシャ神話に登場する「牧神パーン」に由来すると言い伝えられております。
時を経てシルクロードを通り中国に伝わったパンフルートは西暦460年ごろから建設が始まったとされる雲崗石窟・
第12窟前室北壁の技楽飛天が持つ楽器の一つとしてこの世に刻まれました。
この歴史の証言・タイムカプセルともいうべき姿を現代によみがえらせるべく上写真をてがかりに当パンフルート工房
で再現に試みました。
この雲崗石窟は北京の西約200㎞の大同市にあるということで近いうちに訪れその姿を目にやきつけて来たいものだ
と計画しています。
でき上がったパンフルートを手に取ると管の直線と底部箱型の柔らかい曲線がピタリと両手におさまります。
従来型の低音部は必要最低限の長さに切断しておりますが、この型は低中音部を長めにしております。
そのためパンフルート管同士の共鳴が違って来るのでしょう、どの管を吹いても従来型とは異なった響きがあります。
全ての管で均一化された響きを感じます。
ようするに音がまとまって同じ方向を向いているような統一感のある楽器です。
パンフルート製作・販売を行なっております。お問い合わせは080−5235−7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで
調律道具販売・パンフルート修理・パンフルート教室なども行なっております。お申し込みください。