ここではパンフルートの音出しから少し離れたところで両唇を動かして可能性を見つけて
行きましょう。
パンフルートで音出しをする時両唇のすきまから真正面に空気を吐き出していきます。
音が出にくい人にとってはどこが正面なのか上方向なのか下方向なのか見当もつかない状況
だと思われます。
ここでいったん楽器を置いて唇の動きだけで吐き出す空気の方向を感じて行きましょう。
まず下方向へ、下唇を口内に巻き込む感じで上唇をかぶせていき外側にある上唇はできるだけ
あごに近づけるよう伸ばして行きます。
この状態で空気を吐き出すと真下に向かいます。
これはパンフルート演奏での実用的な空気ではありませんが、今は両唇がどこまで動いたとき
にどういう空気の流れになるかテストしていますので人がいないところで恥ずかしがらずにや
ってみてください。
次は鼻の穴に向かって空気を吐き出すつもりでの上向きです。
ここでは上唇を口内に巻き込み下唇を外側に鼻方向へ伸ばします。
極限までの動きをして空気を吐き出すと真上に向かいます。
両極を試した後空気を吐き出しながらパンフルート演奏の実用化を考えながらその途中段階を
感じてください。
どこが正面でどこが上下か空気の流れが見える形で認識できると思われます。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
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