ナリヒラダケの竹林 伐採して来たナリヒラダケ(上)とメダケ(下)
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。
パンフルートの素材である竹の伐採適期がきたので工房近くの竹林に行って竹の伐採作業をおこなっています。
ナリヒラダケとメダケを採取してきましたが、2種類をならべて見ると明らかに種の違いがわかると思います。
ナリヒラダケは黄色に近い緑色で皮は1年目からはがれ落ち残っていません。
メダケは青色に近い緑色で皮は朽ちて落ちるまで残ります。
パンフルートの竹は4~5年生が伐採の適期です。若い竹は未成熟で伐採後乾燥させた時収縮率がおおきくしぼんだ
状態になることもあり楽器の材としては不適格であります。メダケ類の竹は6年目をすぎると立ち枯れ状態に入り
しだいに上の葉を落として行き日光を根元にあてるようにすることで次の代の芽吹きをうながします。
自然の輪廻がここにあります。
上の竹林の写真は若い竹、伐採適期の竹、立ち枯れの竹が混在しており10年サイクルで代が入れ替わっています。
さて表題の「はっせん(八専)」とはなんのことでしょうか? 謎は明日解明いたします。
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