風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

上唇が前にせり出す人もいます

2019-09-28 | パンフルートレッスン

初めてパンフルートに触れる方は両唇を合わせて空気を送り出す経験がないものですか

ら、その状態が見えていません。

 

  

 

パンフルートが音を出す瞬間は歌口面を中心に上下に空気が伸びたり縮んだりする振動が

起きます。

上唇が前にせり出していることは、その振動運動を邪魔していることになります。

現象としては上下唇の前後方向のセンターが合っていないことにありますが、初心者本人

には感覚として見えていません。

原因としては音を出そうとするあまり、ビームの中心を30度から45度下方向に深吹き

していることにあります。

これを直すことは簡単で、ビームを上下に動かす(左右に動かすことはしません)体験を

して水平にビームを出せばよいのです。

この時音が出ない人はそれでもかまいませんので、今はビームの中心を上下させるコント

ロール術を身につけてください。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦 


パンフルートを吹く時ほっぺが膨らむ?

2019-09-25 | パンフルートレッスン

パンフルート初心者に見られる現象ですが、息を吹き出す時ほっぺが膨らみます。

 

  

 

初めてパンフルートに触れる時、いろんな現象で音が出にくくなります。

この要因を知ることで現在音が出ている人でも参考になります。

ホール内で行事が終わり後ろの出口1か所から人が出ていく時を想像してください。

整然と人並みが続けば出口は混雑することはありませんが、パンフルート初心者に置き

換えてみると、この方は力んで出口を半分の広さにしてしまっているのです。

出口のドアーを半分閉めると当然渋滞が起き、人々は後ろから来る人に押され横に広が

ります。

この横に広がった人(空気)の圧力でほっぺが膨らむのです。

分かっていますが、いざパンフルートの歌口に唇を添えるとうまくいきませんね。

 

    ウコンの花。30本に1本ぐらいの確率で咲きます。

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


パンフルート瀬野教室に2名の新人

2019-09-22 | パンフルート演奏講座

パンフルート瀬野教室は月1回の練習をしています。

 

  

 

パンフルート瀬野教室が始まって1年半がたちました。

シニアのつどいのパンフルートメンバーたちは見違えるほど、芯のあるクリアーな音を

出しておられます。

9月に入り町内2つの敬老会ステージで発表する機会がありました。

それら楽しそうに行っている活動に刺激を受けたのか2名が入会されました。

初めて触って音が出せるほどやさしい楽器ではありませんが、先輩たちの苦労話を聞き

ながらパンフルートにふれてもらいました。

これからも楽しくパンフルートと付き合ってもらいたいものです。

 

  

 

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五日市高校放送部のラジオ番組作り

2019-09-19 | パンフルート界の交流

2日前岩田英憲さんの被爆樹木カイヅカイブキのパンフルート演奏をテーマとした番組

作りを企画中の県立五日市高校放送部生徒2名が当工房に来ました。

 

  

 

五日市高校放送部と被爆樹木カイヅカイブキのパンフルートとの出会いは3年前にもあり

ました。

この時はパンフルートを吹いている広島市立千田小学校合唱隊の生徒たちが主役でテレビ

番組を製作して学校放送コンクールに出品されました。

今回はラジオ番組ということでパンフルートの音と、演奏者や製作者の話で組み立てられ

ていきます。

生徒たちが考えて来た質問に答えて行きました。

若い世代の感性でパンフルートを紹介してくれるので、感謝でいっぱいです。

 

    

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

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パンフルートとフルートは穴の並びが同じ

2019-09-16 | パンフルート

フルートを集中して練習しているうちにパンフルートと同じ右低音・左高音の流れである

ことに気がつきました。

 

  

 

フルートは鳥の骨に指孔を空けて、パンフルートは葦を束ねて楽器として1万年以上前

から同時期に存在したことは知られています。

フルートは指で穴をふさいで、パンフルートは唇を中心に管を移動させて、お互いに刺

激しあいながら楽器として成長して来たのでしょう。

穴の並びが同じ方向になったのは偶然とは思われませんね。

ピアノが今の形になったのは300年前、それ以前は右側低音の逆の並びで誕生したと

いう記事を読んだ記憶があります。

ピアノ開発時はフルート、パンフルートの並びを参考にしたのでしょう。

 

  

 

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連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで