風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute底面の加工

2011-10-31 | パンフルート作り

     

         パンフルート底面加工計画を立てる                底面を削り次の加工に入る

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた教室のパンフルート工房香原です。

黒竹のパンフルート作りは組み立て作業を終わり底面の加工に入りました。

管の長さに沿って滑らかな放物線をえがき削り位置を決めます。

その後ラインに沿って削りますが、当初糸切りノコで少しずつ削り進めていましたがどうしてもノコ刃に竹の表面が

引っかかり剥げてしまうなど竹を傷つけてしまうことが多いので、ノコ刃の角度を変えて削ってみるなどいろいろ

試みてみました。

現在は「サンダー」という電動工具を使い先に鉄を切断する薄い刃物をとりつけてそれを回転させながら削り進めて

います。この方法は一歩まちがえば傷が深くなるので日頃からサンダーの加工で扱いに慣れている人でないとお勧め

できません。後はヤスリで底面カーブを滑らかに削り仕上げます。

パンフルート購入・修理・作り方の問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へはnakamura@an-pan.org.vcfまでどうぞ。


パンフルートの音は千差万別

2011-10-30 | 音の出しかた研究

     

   金明竹と黒竹のパンフルート(テノール23管)                      工房付近風景

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた教室のパンフルート工房香原です。

近代管楽器は誰が吹いても同じような音が出るように均一化を目標に作られています。

一方古代から製法・形ともに大きくは変わっていないパンフルートは、作り手が変わるごとに演奏者が変わるごとに、

その音は大きく変わります。逆に言えばパンフルートの音を均一化することは不可能であります。

特に当工房では数種の竹と数種の木で素材の違うパンフルートを作っていますのでそれらの音の雰囲気の違いを毎日

実感しております。みなさんも一度当工房に見学に来られてそれらの違いを体感してみてください。

数年前のことですが初めて当工房を訪れられた広島パンフルート愛好会中村先生が私の推薦する楽器を次々と試奏

されていた時のことです。私一押しの黒竹のパンフルートを1小節吹かれた瞬間思わず唇から楽器を離されて、「何

とこの音は??」と驚かれていました。今までいろんなパンフルートを吹いてこられたなかで初めて体験する不思議

な雰囲気を持つ音だったそうであります。

あなたもパンフルートの音の迷宮にどうぞ!入り口はいつでも解放されていますよ。

パンフルート購入・修理・作り方の問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.JPまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会への問い合せはnakamura@an-pan.org.vcfまでどうぞ。


未来へ引き継ぐパンフルート作り

2011-10-29 | パンフルート作り

     

           完成品と製作中のパンフルート                      工房付近風景

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた教室のパンフルート工房香原です。

パンフルートが日本に紹介されて30数年その初期の段階からパンフルート作りを試行錯誤しながら行ってきた私に

とってこの技術を次の世代にバトンタッチするのも一つの努めであると認識しております。

今思えば当初情報の少ない中楽器店で購入したパンフルートを分解してその作り方をまねてパンフルート作りを始めた

私ですが、ずいぶんと回り道をして失敗を重ねて来ております。

その失敗も理由がわかることで次の製作に生かしていったので今ある形はその失敗の上に成り立っていると言えます。

これからパンフルート作りを決意されて一歩をふみだされるあなた達はパイオニアの人たちの経験を踏み台により高度

な道に進んでください。そのための情報であればいつでも提供いたします。

幸いなことに日本は竹の素材が豊富でこれらを使ってパンフルート作りが盛んになればパンフルートの素材は日本産が

一番優れていると評価される時代がかならず来ると信じております。

私もまだまだ進化していきますので次に続くあなた達はわたしを乗り越えて未来を切り開いて行ってください。

パンフルート購入・修理・作り方の問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会問い合せはnakamura@an-pan.org.vcfまでどうぞ。


パンフルート作りの後継者探し

2011-10-28 | パンフルート作り

     

         パンフルート完成品と作業中の製品                      工房付近風景

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた教室のパンフルート工房香原です。

5ヶ月前にこのブログを開いたのはパンフルートの宣伝とパンフルート作りの楽しさをみなさんに知ってもらいたくて

始めました。実はもうひとつたいせつなテーマがあって言いたくても時期が早いと思い言えなかったのでありますが、

ここらで言っておかないと私の真意が伝わりませんので思い切って告白いたします。

「あなたもパンフルートを作ってみませんか!」

決意をされた方には私がパンフルート作りのすべてを伝授してさしあげます。

入門の条件はなにもありません。その方にあわせたプログラムを考えていきます。

パンフルートの音に魅せられて自分でその音を作り出してみたいという情熱がある方を歓迎いたします

この文のタイトルは「後継者探し」となっておりますが先のことはその結果であって、今はまず第一歩をふみだして

いただきたくお願いしております。

パンフルート製作・入門をお考えの方は082-894-0854または。xiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。


panflute薪ストーブ

2011-10-27 | 日記

     

          作業中の黒竹のパンフルート3種             工房内中央に鎮座する薪ストーブ

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた教室のパンフルート工房香原です。

今朝作業場におりると寒かったので今年初めて薪ストーブに火を入れました室温は8度でした。

当工房では暖房に薪をつかいます、薪は広葉樹が葉を落とす冬の間に山から切り出し寸切りをして軒下に積んでおきま

す。燃料として材料をそろえておくにもなかなか時間と手間がかかります。

工房のパンフルート作りもすべての時間を直接作業に関われるはずもなく、米作りを中心に畑での野菜作りや草刈り

家事などをこなしたうえで行っています。

何ごとも計画どおりには進みません。

パンフルート購入・修理・作り方の問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf