風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

調律時、ロングトーンで最終決定

2022-05-31 | ミツロウ・調律方法

調律はいろんなアプローチで平均値を求めて行きます。

 

 

 

チューナーの針を見つめ続けているあなたには「調律とは何か」が見えて

来ていることでしょう。

調律はミツロウを使って管内の体積の増減を調節します。

針の振れ具合を見て中央部分で止まるようにします。

パンフルートの音出しは、舌先を使ったタンギングで行います。

音が立ち上がった瞬間と1拍目では音程が変わります。

ロングトーンでは1拍目以降の安定期で音程を合わせて行きましょう。

面倒がらず粘り強く調律を続けましょう。

 

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


調律時、最後の締めはロングトーン

2022-05-28 | ミツロウ・調律方法

パンフルートの音出しを決定するのは、唇の間から出る空気の塊の質量です。

 

 

 

ビーム(空気の塊)の質量が安定しているのは4拍・8拍と続くロングトーン

です。

絶対音感のない私たちはチューナーを使って音程を調整して行きます。

チューナーの針の動きを観察すると、タンギングを使っての音の立ち上がりは

大きく揺れて安定していません。

ロングトーンの2拍目以降の安定期で音程を見て行きましょう。

とは言え、パンフルートの音程はいろんな条件で揺れて来ます。

針の振れ具合を見ながら研究して行ってください。

 

 

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調律時・3種類のタンギングを

2022-05-25 | ミツロウ・調律方法

パンフルートを演奏することは正確な音程で調律を行っておくことです。

 

 

 

1本の管でいろんな条件のもと、音程の平均値を求めましょう。

パンフルートで曲を吹く場合、いろんなタンギングを駆使します。

調律時には舌先を使ったタンギングと、舌先を使わない「フー」というタン

ギング、ダブルタンギングの違った形態を試してみましょう。

音程の平均値が出るはずです。

 

  


調律時、タンギングを工夫

2022-05-21 | ミツロウ・調律方法

パンフルートの音出しは、肺の中の空気を吐き出すことから始まります。

 

 

 

調律時には一つのことに固執することなく、いろんな形態で試してみましょう。

みなさんは調律時には普段使っているタンギングを使っていると思われます。

いわゆるがんじがらめの発想で固定した形態を保つよう努力しているはずです。

既成概念をとっぱらいましょう。

1つの管で普段使っているタンギングに加えて「フー」のタンギングも使って

音程を多方面から見るようにしましょう。

曲を表現する時の複雑な状況に近づけるのです。

 

 

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調律時、息の角度も注意

2022-05-18 | ミツロウ・調律方法

パンフルートでの音出しは、いろんな要素で音程が変わって来ます。

 

 

 

パンフルートで音を出す時はいつも同じ状態を保ちましょう。

前回は歌口に軽く触れることを言いましたが、触れる量によりビームの形態

が変わることに注目ください。

下唇が歌口に触れる時、いろんな押しつけ量でテストしてみてください。

ビーム角度が変わるのを見つけてください。

ビーム角度の違いで音程が変わることをチューナーで確認ください。

調律の時は水平から5°下に統一して行なってください。

 

 

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