風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute唇のしめつけ具合

2011-12-15 | パンフルートレッスン

     

                  竹垣のクロチク                   黒竹のパンフルート

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原(こうはら)です。

パンフルートの音を出すのには空気の圧力が必要です。

腹筋を使って肺の中の空気を押しだしますが、出口である両唇のあいだが緩んでいたのでは空気が分散してしまい音は

立ち上がりません。パンフルートの音を立ち上げるには空気の流れを1カ所に集めることが必要になってきます。

肺から流れてきた圧力のある空気を絞り込みエッジ面カベに当てていくのが唇の役割りとなります。

しかし高音と低音とでは締め付け具合がちがっています。

バスフルートの太い管の場合は太めのビームを当てないと音は出ません。

一方アルト楽器最高音細い管の場合はビームを細く絞り圧力も上げてやらないとうまく音は出ません。

初心者をの場合は極限に近い絞り込みと圧力を必要とする高音域はまだ唇の筋力がないため音が出るようになるには

相当の時間を要します。

中級レベルになると全ての管で音が出るようになりますが、初心者の方は進歩の具合をチェックしながら音のでる管を

1本ずつ広げて行く努力をしましょう。

パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf