風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

コロナ過の中、異楽器学習

2020-08-31 | パンフルート演奏研究

コロナウイルス感染対策で自宅で過ごす時間が多い中、ユーチューブピアノ教室

動画を開いて学習、パンフルート以外に視野を広げています。

 

    秋・冬野菜の植え付け、種からの芽出しを行っております。

  

 

ピアノの楽譜ですから、ト音記号とヘ音記号の合わさった大譜表の読み方があるの

は当然ですが、音程・音飛びを説明するのに楽譜を立て読みするのには驚きました。

「無駄なこと」と思いつつ、言われたようにト音記号を下に縦方向で読み進めて見

ました。

ところが予想に反してパンフルートで音飛びを理解するには適していることが見え

て来ました。

下図楽譜ではドララララシドと進んで行きますが、パンフルートの管の並びと同じ

ように右側低音で6度上に飛んでラに到達します。

譜面の音飛びとパンフルート管上の音飛びが図面上形としてピタリと一致するので

す。

縦読みを実用化するものではありませんが、音飛びを理解する助けになります。

 

  

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで 


10日以上同じ工程作業が続きます

2020-08-28 | パンフルート作り

パンフルート作りの作業はまとまって行いますので、来る日も来る日も同じ工程

作業が続きます。

 

  

 

パンフルート製作も忍耐力がいる作業です。

「いつまで同じ作業をしているのだろう」と先の見通しがつかないことが多々あり

ます。

しかし、一塗り一削りが終わらないことにはつぎに進めないのも現実です。

農業の米つくり野菜つくりにも通じる部分もあります。

一工程、一作業を手を抜くことなく積み重ねて行っております。

 

  

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで 


猛暑の中パテ塗後の乾燥

2020-08-25 | パンフルート作り

当「風の音パンフルート制作工房」の工程の一つに木工パテ塗があります。

 

  

 

木工パテは中の水分が抜けていくことで乾燥し、固くなります。

収縮率は80%ぐらいと感じています。

日向に出すとすぐに熱くなりますので管の部分に日が当たらないよう向きを変え

ながら干します。

長時間の天日干しは避けて陰干しに移行します。

乾燥が進むと二回目⇒3回目と木工パテの削り・塗・乾燥の工程を続けます。

10回~15回繰り返して形が整ったら次の工程に進みます。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで 


角がなくなりました

2020-08-22 | パンフルート

在庫品パンフルートのリニューアルは「手にやさしい」がコンセプトです。

 

  

 

大胆に角を取っ払いました。

全て曲面であるように仕上げています。

パンフルートの組み立てで作業をしていると予期せぬ形になることがあります。

たいていの場合元の形に戻すのですが、今回はそのまま進んで見ました。

完成した楽器は優しく語りかけて来るようでした。

音まで影響はないのでしょうが、イメージの世界では優しく丸みを帯びて来たよ

うに感じます。

いい方向でしたので在庫品リニューアルのおり、この形を採用しました。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで 


歌口部分のニスは薄塗が良い

2020-08-19 | パンフルート

唇が触れこすれる歌口のニス厚さは薄いほうがよろしいです。

 

  

 

パンフルート演奏家コ-ネル・パナさんは「歌口にニスは塗らない方がいい」

とまでおっしゃっていました。

パンフルート演奏中は吐く息の湿気により唇が湿って来ますが、この時触れる

歌口のニスが厚過ぎると突っかかりやすくなるようです。

パンフルート管本体のニスの層をチェックする時は光源からの光を管に反射させ

目に飛び込むようにしますが、その延長線上で歌口の位置でチェックしてみてく

ださい。

ニスの層が見えるようでは厚すぎます。

鹿革・布などで歌口部分を軽くこすってください。

低音から高音部までまんべんなく。

100往復した後、吹いてみたら新しい触感が得られます。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで