パンフルート後ろエッジのすくい角の取り方によって音は変わります。今回は中角度を見てみます。
後ろエッジの削り角によって空気の対流に変化が生まれます。 今はあまり使っていない中角度削りのパンフルート。
パンフルート歌口の形状による音の変化は後ろ側壁エッジのすくい角の削り角度によるものが最も劇的です。
いろいろ実験してみましたがエッジラインの上下は影響が少ないようで対流を起こす角度のみが音質に影響を与えて
います。
エッジラインが見かけ上水平より上になっても下になっても同じすくい角であれば音は変わりません。
パンフルート工房付近風景。
エッジすくい角を中角度で削り取るとエッジ角が立ちます。
角が立つとほのぼのとした音想は消え、音はクリアーに鋭さを増して来ます。
パンフルートから立ち上がる音は、ぼやけた音のヒダから輪郭のはっきりしたギザギザの形が出る感じです。
音の切れを追求される方はこの形に削り進めるとよろしいかと思います。
しかし角度をきつくすることはできても元のゆるやかな角度に戻ることは出来ませんので熟慮してかかってください。
パンフルート製作・販売をしています。お問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
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