風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute冬用の調律を行なおう

2011-12-20 | ミツロウ・調律方法

    

               ホウライチクの竹林            ホウライチクのパンルート(バス)

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原良彦(こうはら)です。

本格的な冬がやってきました。ここパンフルート工房がある地区でもマイナス気温になっております。

あなたのパンフルートは夏に調律したきりそのままの状態で使っていませんか?。

冬になると管の音程は下がっていますよ。なぜなら日本の四季は気温の変化と共に湿度のへんかも大きいからです。

夏は湿潤なため管は湿気を吸い膨らみます、管内体積は狭くなります。

冬は乾燥するため管は収縮し管内体積は広がって音程が下がってしまうのです。

パンフルートの管にはニスが塗ってあり保護してあるので変化はないと思われる方も多いと思いますが、100%

遮へいしてはないので微細な隙間を通して中の竹は呼吸しているのです。

パンフルートをお持ちのみなさんは四季の変化と共に年2回夏冬の調律はかならず行なってください。

できたら季節ごとの年4回の調律がよろしいです。

冬の調律の時注意する点は「音程を低めに合わせておく」ことです。

練習が進んで楽器が暖まってくると管は膨張し管内体積は小さくなり音程は上がってきます。

それにしてもパンフルートは音程が不安定な楽器ですね、そこが難しい所であり魅力につながるところでありますが。

パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf