風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute省エネ奏法

2011-12-18 | 音の出しかた研究

    

                 夕暮れどきの竹林                   バスパンフルート

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室の香原良彦(こうはら)です。

パンフルートのビームを吹きつける位置で空気を効率よく使う方法を考えてみたいと思います。

うた口にリードのない楽器はパンフルートのほかには尺八・ケーナなどですが、尺八・ケーナはたしかに向かい側

エッジの角にビームの中心をぶつけて空気の半分を外に放出し半分を管内に入れておりそのバランスがくずれると

音は鳴りません。ピンポイントの1点を外さないよう吹き続けます。

一方パンフルートの場合はビームを上下してみればわかるように音の出る範囲は極めて広くなっております。

音が出る広い範囲のどの位置を選ぶかはその人の感覚であり経験値であります。

どの位置が正解でどの位置が間違っているとは言いきれません。

一般的にはパンフルートの場合も「ビームはエッジの角にぶつけなさい」と教えられます。

私は以前から開放管である他の楽器と閉塞管であるパンフルートの場合はおのずと違った点があるのではないかと

感じています。角にこだわり角に吹きつけて「みすみす半分の空気をむだに捨ててしまってよいものか」ということ

であります。私は閉塞管の場合は捨てる比率を小さくして効率よい空気の使い方ができるのではないかということを

考え実験しながら進んでいます。

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