風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

反射を利用しない手はない!

2017-02-27 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルート歌口で反射された空気の塊の「形が見えるようになる」ことにより音の世界が

一変します。

   

 

 音の出し方に能動的に働きかけることができるパンフルートは、反射のメカニズムを

知りその変化する形をイメージできるようになれば表情ある音は思いのままです。

その形は1、腹筋を使っての送り込む空気の圧力の変化。

    2、両唇による通過する空気のしめつけ具合。

    3、タンギングの舌先の位置、硬軟による「空気の塊」先端部分の形。

この3つを見える形でイメージできて組み合わせを変えれば千差万別の音が意のままです。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房では音の出方・出し方を研究しながら楽器作りをしています。

お問い合わせは 082-894-0854 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp まで。


第2作用で音が発生

2017-02-25 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルートで音が出るには順を追って空気の作用が働いて行きます。

   

 

 ほとんど時間差のない100分の1の単位の出来事ですけど・・・。

両唇の間から吹き出た空気の塊は、順を追って音が出る作用を及ぼします。

まず、管内の圧力を高めないことにはなにも始まらないので、管内に空気をギュウギュウ

に押し込めます。

ある一定の圧力に達したら空気塊の全量を反射いたします。

そこで速度と圧力のある空気がエッジを通過する際「渦巻き現象」が起こり「振動」が

発生いたします。

この振動が音を立ち上げるきっかけとなるのです。

A管であれば442サイクルの振動が起ります。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房ではパンフルートの音に特化して楽器作りを行なっております。

住所 広島市安芸区上瀬野町205 JR山陽本線瀬野駅〜八本松駅の中間 国道2号線沿い

連絡 082-894-0854 080-5235-7664  mail panfrute@yahoo.co.jp


吹き出す空気で管内に圧力をかける

2017-02-23 | 被爆樹木のパンフルート

浅い丸の歌口の被爆樹木パンフルートに限らず、パンフルートの音が出る第一歩のアク

ションは管内への圧力かけです。

   

 

 パンフルート演奏者は音を出すために肺から空気を送り出し両唇の間から圧力のある

空気の塊を吹き出します。

これを受け取る管の側に立てば、まず最初にどんな行動を起こすのでしょうか?

管の中は1気圧となっていますが、圧力と速度のある空気の塊が送り込まれるとまず底へ

向います。

底に着いた空気は次から次へと来る塊に押されて行き場がなく人口密度が高くなります。

こうして管内が満杯になった時ビームの全ての量をエッジ方向に反射させる作用を起こし

ます。

まず、管内に圧力が高まるのが最初の作用です。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房では30数年のパンフート作りを行なっております。

住所 広島市安芸区上瀬野町205 JR瀬野駅〜八本松駅の中間点 国道2号線沿い  

連絡 082-894-0854 080-5235-7664  mail panfrute@yahoo.co.jp


ビーム向きを変えて細い音・太い音

2017-02-21 | 被爆樹木のパンフルート

浅い丸の歌口パンフルートでは、吹き出しビームを上下に操ることで七変化音が出ます。

   

 

 歌口の大きく深いカーブのパンフルートの場合、普通に吹いていれば太く豊かな音が出る

のでビームは同じ角度で一曲を吹き上げます。

わざわざビーム角度を変えるという発想は生まれて来ません。

浅いカーブのパンフルートの場合、水平近くで吹いているだけでは太い音は出て来ません。

太い音を出そうと思えば、ビームを下向きに発射いたします。

歌口と下唇が触れ合っている位置はそのままで、下アゴを喉の方向に引く感じでビームの

方向を変えます。

これで深いカーブのパンフルートと同じような太く豊かな音が出て来ます。

反対に浅いカーブのパンフルートで細い音を出そうとすれば、下アゴをまえに押し出す感

じでビームを上向きにすればよいのです。

歌口に作用するビームの量を少なくする考えです。

 

      

 

風の音パンフルート製作工房では30数年のパンフルート製作経験を元に活動しています。

工房 広島市安芸区上瀬野町205 JR山陽本線瀬野駅〜八本松駅のちょうど中間に位置する。

連絡 082-894-0854 080-5235-7664  mail panfrute@yahoo.co.jp


浅い丸みはは空気の外し入れで変化音

2017-02-19 | 被爆樹木のパンフルート

被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルートの歌口丸みはは極力小さく取ってあります。

   

 

 パンフルートで浅い角度の丸みでは水平にビームを吹き出すと、図のようにほとんどの

空気はエッジの上を通り過ぎてしまいます。

「これでは音が出ない」と直感される向きもあろうかと思いますが・・・

これでも実用的な音はちゃんと出て来ます。

吹き付けるビームは「歌口向かい側カベやエッジにぶつけるように吹くもの」と思い込ま

れている方には理解不能でしょうが、「音の出る原理」は別のところにあります。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房では30数年のパンフルート音作りを行っています。

工房 広島市安芸区上瀬野町205 JR山陽本線瀬野〜八本松間 国道2号線沿い

連絡  082-894-0854 080-5235-7664  mail panfrute@yahoo.co.jp