風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

外径削り作業中

2012-07-30 | 東日本大震災で被災した松の木

              東日本大震災で被災した松の木をパンフルートに再生しています。

    

            パンフルート工房付近風景        パンフルート管外径削り3分の2が加工終了

 松の木のパンフルート外径削りはこの段階で仕上げていきます。

削りの目標は外径から内径をひいた管の肉厚を一定にすることにあります。

削りすぎると肉厚が薄くなりその管だけ音の性格が違ってくることになります。

削りすぎを防ぐには削りながら何度も計測をくりかえして目標寸法に近づいたら刃物での削りは止めてあとはサンド

ペーパーをあてて仕上げの表面を作りながら少しずつ削り進めることです。

もちろんこの間もノギスで何度も計測をくりかえし寸法を確認して行きます。

サンドペーパーも最初の荒目からしだいに目を細くして管の表面を仕上げながら少しずつ削っていきます。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf


地元の土曜市にトマトを出荷

2012-07-28 | 山菜・野菜・米作り

             パンフルート工房前の畑で夏野菜のトマトが最盛期となりました。

    

             国道2号線沿いの土曜市           これから選別袋詰めをして出荷します

 パンフルート工房のある大山地区では交通量の多い国道2号線を通るお客さん向けに毎週土曜日に市をひらいて

います。

市には地元の皆が丹誠込めて栽培された新鮮野菜が並びます。

当工房からは毎年ミニトマトを出荷して市の運営に協力しています。

土曜日の朝は日頃パンフルートを製作している作業台が野菜選別台に早変わり、1個1個布でふきながら選別をして

1袋100円で販売するよう袋づめをしていきます。

最盛期の今は10袋を完売しております。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

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パンフルート在庫品の虫干し

2012-07-26 | 楽器の手入れ・育てる

            梅雨でたっぷり湿気を含んだパンフルートは日陰でリフレッシュします。

    

         パンフルート工房軒先のぶどう棚              軽トラックの荷台が最適な場所

 今年も梅雨があけ湿度も下がり始めたので母屋2階に避難してあったパンフルートたちを外の日陰に出して虫干しを

します。

竹の組織は中に水分を含み易い構造になっていますから外気にあてて水分を吐き出させます。

直射日光にあてると管にひびが入ったりしますので日陰がもっともよろしいです。

パンフルートをならべる前に乾いた布で発生したカビをふきとっておきます。

パンフルートは梅雨を乗り切れば主な湿気対策は終了です。

日常的には人間の吐き出す息の中には湿気をふくんでいますので練習後布でうた口を中心にふきとってケースの中に

しまうようにしてください。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

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梅雨の後始末

2012-07-24 | 楽器の手入れ・育てる

                梅雨があけ湿度も70%台まで下がってきました。

    

            パンフルート工房付近風景                     竹製品の虫干し

 

パンフルートの大敵は湿度と衝撃です。もう1つ加えれば竹を食料とする虫もいます。

当パンフルート工房では工房内に乾湿計を設置し、つね日頃から楽器のおかれている状況をチェックしています。

当工房内では梅雨明け後も湿度の高い状態はつづき1週間たってようやく湿度も下がり始めました。

これから湿気をたくさん吸い込んだ竹製品の虫干しがはじまります。

パンフルート購入・修理・見学などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

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サンドペーパーで表面ツルツル

2012-07-22 | 東日本大震災で被災した松の木

             津波でなぎ倒され廃棄される運命だった松の木の一部がいま広島の

             パンフルート工房でパンフルートとしてよみがえっていきます。

    

   パンフルート工房入り口のカボチャのつるアーチ           サンドペーパーで表面をツルツルに

 パンフルートは1管で1音を担当しており1管1管が独立した楽器となる希有な楽器であります。

今回の松の木では9台分186管の加工をしておりますがすが単体の時はそれらが独立した楽器であることをよく認識

して1管1管をていねいに仕上げなくてはなりません。

松の木は年輪の柔らかい部分が木工旋盤で刃物を当てて削るとき中に食い込む形で欠けてしまいます。

そのへこみの部分を見込んで仕上げ寸法の手前でやめて後はサンドペーパーで仕上げていきます。

サンドペーパーは用途に応じて数種類ありますが木材を削るには「空研ぎペーパー」という種がよいようです。

サンドペーパーには目の粗さに番号がついていて60番(荒目)から1200番(微細目)を順に使います。

パンフルートに組み上がった時の表面はここで仕上げておきます。

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