風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

330本の下処理

2017-09-29 | 木のパンフルート

ただいま15台のアルトパンフルート(22管)を作っています

 

   管の総数は330本となります

   

 

 この1本1本が一つの音を担当する独立した楽器です

この単管の時にこそ各自が成長するチャンスなのです

次の工程で組み立てられると、隣にどなたがおい出になるかわかりません

いったんくっ付き合うと近所つきあいで忙しく、自分を磨くひまなどありません

自分を完成させるのは「今しかない」でしょう 

 

   

 

風の音パンフルート製作工房 〒739−0302 広島市安芸区上瀬野町205

☎082−894−0854 080−5235−7664 panfrute@yahoo.co.jp


アルトパンフルート15台分を下処理中

2017-09-27 | 木のパンフルート

木のアルトパンフルートが在庫0となったので、急きょ製作に入っています

 

   4管分×15の60本のパンフルート管

   

 

 今回製作中の木のアルトパンフルートは、

   桜(ソメイヨシノではなく山桜)   6台

   松                 3台

   広葉樹(名前は不明、幹が黒茶色)  4台

   サルスベリ             2台

となっています

それぞれ違う表情を見せてくれるものと期待しております

 

     

 

風の音パンフルート製作工房住所 〒739−0302広島市安芸区上瀬野町205

連絡 082ー894−0854 08052357664 panfrute@yahoo.co.jp


塗り後1回ごとペーパーがけ

2017-09-25 | パンフルート作り

パンフルート管素材時の下塗りは薄く3回塗り重ねますが、そのつどペーパーがけをします

 

   

 

 パンフルートは1管1管の独立した楽器の集合体です

組み合わせる時、この1管は完成品となっていなくてはなりません

単体の時管の表面を磨き上げ、仕上げてていきます

第1回目のニス塗りは組織の中にしみ込ませるのが目的です

2回目は凹部を埋める

3回目は全体を盛り上げる

と言うようなイメージで工程を行ない、そのつどペーパーがけをして次のニスがしっかり

絡み合うようにいたします

3回目が乾いた後も使い古した#1200のペーパーで磨きをかけておきます

 

   

 

風の音パンフルート製作工房住所 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡 082−894−0854 080ー5235ー7664 panfrute@yahoo.co.jp


見えないところに真実あり

2017-09-23 | パンフルート作り

管の下処理で、見えない内壁の処理が音の発生や滑らかさに影響を及ぼします

 

   

 

 まさに手探り状態で作業を行うのですが、ここで手を抜くと後々後悔することになります

先日千田小学校での臨時レッスンで空管での空気の流れの実験をおこないましたが、パンフ

ルート管の内部には空気の対流が起きています

空気の流れが乱れると音に影響を与えます

丸棒の先にサンドペーパーや布を巻き付けた手作り道具で丹念に内壁を磨き上げます

 

   


音質を決定づける管の下処理

2017-09-21 | 木のパンフルート

竹・木に関わらず組み立て前の「管の下処理」は音質を決定づけます

 

   

 

 今までのパンフルート製作の経験上、音質は素材50%・下処理40%・組み立て後

加工10%の割合で決定します

人が関われる部分の大部分が組み立て前の下処理にあります

ここで安易に妥協して次の工程へと急ぐと、後悔します

綿密に立てた手順を忠実に実行いたします

 

   

 

風の音パンフルート製作工房では1管が独立した楽器である・パンフルートはその22管の

集合体である、との信念のもと全工程を音作りに集中しています