屋外会場での演奏の難しさ

　お祭り会場のステージの音響は楽器演奏用にはセッティングされていません。

　与えられた条件の中でのパンフルート演奏はとても難しくいろんな面で良い経験となりました。

　　　

　地元子ども会の歌の発表。　　　　　　　　　　　　　　　被災松の木パンフルート。

　夏祭り会場の音響設備は地元の電気屋さんが機材もちこみでセッティングされておりパンフルート演奏などの時

ステージ中央にCD伴奏音が届くなどの配慮はなされておりません。

スピーカーは両脇１０mのところにお客さん方向に向けられています。

私のパンフルート演奏はその音を頼りに入るきっかけをつかんだりリズムを刻んだりしなくてはなりません。

演奏が始まると伴奏の音に加え自分の笛の音もスピ−カーから流れてきますので聞き分けるのが大変になります。

親切なことにカラオケ用のエコーもバンバンきかせてくれますので１拍目のきっかけを探しながらの演奏となります。

日頃恵まれた条件下で楽々と惰性的な練習をしてきたのでこういう厳しい条件のところでは通用しませんね。

練習時からリズムを刻む体内時計を意識してわざと伴奏音を聞こえにくくするなど工夫して行こうと考えています。

パンフルート購入・修理・作り方などの問い合わせは082-894-0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

までどうぞ。広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org

町内の夏祭りで演奏

　昨日活発な活動を行われている町内会の夏祭りに初めて呼ばれてパンフルートの演奏をおこないました。

　　　

　トップバッターは施設の方による「やんちゃ太鼓」　　　おむすび・唐揚げ・飲み物と屋台メニューも豊富。

　パンフルート演奏出演のきっかけは、先日「被災松の木パンフルート製作」のテレビ放送を見られた祭り関係者

の方から「ぜひ今回の夏祭りで被災松の木パンフルートの音を聞かせてください」と要請があったもので急きょ出

演が決まりました。

持ち時間は１５分ということで前回のコンサートから続いて練習している曲、寂しい羊飼い・北の国から・中山道

の３曲を演奏いたしました。

思わぬ形で私の地元に松の木パンフルートのお披露目ができたことをうれしく思っています。

会場の雰囲気とかがわかったのでもし来年も呼ばれることがあれば宮崎駿さんアニメ映画の主題歌とか子ども向け

のプログラムを組んで臨みたいと思っています。

パンフルート購入・修理・作り方などの問い合わせは082−894−0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

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試作品作りを検討中

弾き語り用パンフルート作りは１号目から完璧な仕様の楽器ができそうにありません。

　　　

　パンフルート管組み立て用R１５０の台座を製作中。　　首回りのRに加え歌口部分の上下のカーブも検討中。

　弾き語り用パンフルート作りは完成品を想定した動きを繰り返し問題点を洗い出しています。

その中で首を限度いっぱい振り切った時、少しでも下向きになると気道を圧迫することに気づきました。

パンフルート歌口の水平ラインを両端を上げるラインにしなくてはならないようです。

これもあまり段差が大きすぎると半音を吹く時の操作に影響を与えますし、実際に作って体に固定した状態で

演奏できるかどうか試奏をしてみないことには寸法は決定できないと思います。

どうも１号２号と試作を積み重ねないと実用寸法は見いだせないことになりました。

パンフルート購入・修理・作り方などの問い合わせは082-894-0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

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究極のパンフルート首振り奏法

　弾き語り用パンフルートの製作に入っています。

　　　

　パンフルート管の下処理加工。　　　　　　　　　　　パンフルート工房入り口で出迎えてくれるひまわりの花

　弾き語り用パンフルートの演奏は両手で他の楽器を演奏しながら固定されたパンフルートに唇をふれながら音を

出すことになります。

ということは楽譜進行の時の管の移動は首をふって１つずつ音を出していく以外にありません。

両手でパンフルートを構えて演奏する時の首振り奏法はせいぜい片側に４５°、あわせて９０°ぐらいしか振ってい

ません。それ以外は両手で楽器の方を移動させて対応しています。

型紙上に１６管をならべたと想定して実験して見るととても９０°ではおさまりません。

とは言えフクロウではありませんので人間の首は１８０°も回りきるものではありません。

首振りライン上に並べられる管数には制限があるようです。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

までどうぞ。広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org

新しいパンフルートは演奏者を鍛え上げる

　新しいパンフルートの音がよく出るポイントを探し出す作業はたいへん難しい課題であります。

　苦労して見いだしたとき演奏者は新しいパンフルートによりぐんと成長させられています。

　　　　

　左より竹・被災松の木パンフルート　　　　　　　　　　　土曜市に出荷するミニトマトの選別作業

　１ヶ月以内にパンフルートコンサートが２つも重なりこの間練習一筋でやってまいりました。

両方とも東日本大震災で被災した松の木パンフルートが主役ということで松の木アルトとテノールの２台を中心に

プログラムを組み集中的に練習を行ないました。

先日の立野牧師の講演会リハーサルのとき松の木第一声をきいた立野さんは「音が変わりましたね」と言うのです。

私は「この間この楽器で吹き込んできましたから」と返答いたしましたが、自分の中ではとりわけ大きな変化は感じ

なくても時間をおいて聞いた立野さんには「音が変わった」と感じられたのでしょう。

そうなんです１つの楽器を集中的に練習しているとその楽器の特徴ある音に演奏者が導かれて行き、その楽器の世界

を意識せずに表現してしまうのです。

特に作りたてのパンフルートは吹き込むほど音が安定する方向に向かいますので楽器と演奏者が共同して音作りの

作業を行っていることになります。

パンフルート購入・修理・作り方などの問い合わせは082−894−0854または香原　良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>

までどうぞ。広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org