風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

歌口角を丸くする

2017-01-30 | 被爆樹木のパンフルート

歌口の面、前後・左右・垂直を出したら歌口前の唇のあたる角の部分を丸くする作業に入る。

  

 

 歌口の全体を仕上げてから個々の管の丸み付け作業に入ります。

目の細かい鉄鋼ヤスリであら取りをした後ペーパーで滑らかにして行きます。

仕上げには鹿革で表面が光沢が出るまで何度もこすりあげます。

私のパンフルートの前後角度は3°程度と直角に近いので丸みも少なくなりますが、これで唇が痛くなる人は

『唇の押しつけすぎ」です。

本来管の移動が前提のパンフルート演奏にとって1カ所に唇を強く押し付けるものではありません。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木のパンフルートを製作し、後世に残して行きます。

住所 広島市安芸区上瀬野町205  連絡 082-894-0854 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp


歌口加工・前後角度付け

2017-01-28 | 被爆樹木のパンフルート

ここから細部の歌口加工に入ります。

  

 

 パンフルート歌口面の水平・垂直出し加工をした後は前後の面が段差のない直角になっています。

この状態で前カベにアールをつけて唇のあたりを付けたと仮定したらば、両唇隙間の吹き出し口が一段上になって

しまいますので水平に吹き出した時、エッジを外れて通過する量の方が多くなってしまいます。

前カベを少し下げてビームを水平に吹いた時、エッジ角を境に外れるのと中に入るのが半々になるようにしたい

のです。

私の経験値から3°〜5°の角度を付けて前下がりにします。

1管1管ゲージをあてながら角度を付けます。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木で子ども向けピッコロパンフルートを製作しております。

住所 広島市安芸区上瀬野町205  連絡 082-894-0854 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp


垂直出し

2017-01-26 | 被爆樹木のパンフルート

被爆樹木カイヅカイブキの木は最終盤の歌口の加工に入ります。

  

 

歌口の加工の取りかかりは全体の面の水平・垂直出しです。

これを出さないと次ぎに進みません。

全体のバランスを整えて細部の加工に移ります。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では枯れた被爆樹木カイヅカイブキの木を楽器として再生し後世に伝えます。

住所 広島市安芸区上瀬野町205  連絡 082-894-0854 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp


下部箱型面に塗料塗り

2017-01-24 | 被爆樹木のパンフルート

薄板を貼付けた下部ラインの箱型部分に塗料を塗り仕上げて行きます。

  

 

パンフルートの低部箱型の仕上げは10数回の木工パテ塗り・乾燥・削り加工をいたします。

ようやく平面を確保した時点でニスを塗る作業に入れます。

この作業で外観が整い楽器としての表情が見えて来ます。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルートを製作しています。

住所 広島市安芸区上瀬野町205  連絡 082-894-0854 080-5235-7664 panfrute@yahoo.co.jp


42台勢ぞろい

2017-01-22 | 被爆樹木のパンフルート

被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルートは最終材で製作が進んでいます。

  

 

 被爆樹木カイヅカイブキの木の最終材によるパンフルート製作は小学校の4月新学期納入へ向け順調に進展し

ています。

今はパンフルートとしての基本的な形が現れ、細部の仕上げに入っています。

あと1ヶ月もすればミツロウ詰め込みによる音作りに入れる予定です。

私としてもいつまでもこのパンフルートに手を取られるわけには行かないので、できるだけ効率よく作業を進め

ます。

 

  

 

風の音パンフルート製作工房では被爆樹木を楽器として後世に残す活動を行っております。

工房 広島市安芸区上瀬野町205  連絡 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp