パンフルート底部箱型の表面をなめらかに仕上げる作業も根気のいる作業です。
パンフルート管に薄い板を貼付けたあとは、板が薄いゆえに大波・小波ができます。木工パテを塗込み何度も.......
パンフルート底部の箱型作りは塞いだ管底をつなぎ合わせ頑強にすると同時に重心を低くすることで音に重みを
持たせる効果もあります。
作業工程の一つ一つが音の質に影響を与えているのです。
木工パテの塗込み工程は最初水分の少ない固いパテで盛り上げを目的に行ない、しだいに水分を加え柔らかいものを
薄く何度も塗り重ねて行きます。
工程は塗っては乾かしヤスリで表面を整えて再度パテを塗る工程を繰り返します。
最後は塗料のようにサラサラに溶いたパテを刷毛でぬって凸凹を埋めて行きます。
板を貼付けて土台ができていたとしても30回近くはこの塗っては乾かす工程を行ないます。
当パンフルート工房では竹・木それぞれ数種類の地元広島の素材を使ってパンフルートを製作しています。
販売も可能ですので082-894-0854または香原良彦panflute3@yahoo.co.jpまでお問い合わせください。