風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panfluteきのこを数種植え付け

2012-03-29 | 山菜・野菜・米作り

          古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

              「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

           市販のきのこ種ごまとほだ木         数年前植え付けたほだ木から発生中の椎茸

 パンフルート工房のある地区は広島市とはいっても中心部から東に25kmはなれた山間部にあります。

まわりの里山にはしいたけの原木となるナラの木などが豊富にあり山の幸を利用することができます。

しいたけの原木に菌を植え付けてから発生まで1年半から2年、それから8年間ぐらい春秋に発生した後朽ち果てて

土にかえります。

自家用のしいたけですが数年に1度は新しいほだ木を追加しておくと毎年安定してたべられます。

今年はたくさんの原木を用意したため他の種のきのこの菌種を購入して1部に植え付けました。

ホームセンターに行くと数種のきのこの菌種がおいしそうな写真付きで売ってあり欲張りな性格の私はすべて試して

みようと1箱ずつ買ってしまいました。

ひらたけ・くりたけ・なめこ・あらげきくらげの4種です。

菌種植え付け作業はどれも同じですが、後の管理方法がそれぞれちがい説明書を読みながら新しいきのこ作りに挑戦

しています。

パンフルート購入・修理・蜜蝋の問い合せは082-894-0854までどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf


Panflute春をむかえる準備に大忙し

2012-03-28 | 山菜・野菜・米作り

         古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

               「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

            工房前畑の春を迎える準備               完成した工房上天窓補修工事

 パンフルート工房前の畑で春を迎える準備の耕運とうね作り作業をおこなっています。

もうすぐ春じゃがいもの植え付けを行なう予定で、ほかにレタスなどの葉ものの植え付けトマト・キュウリなどの

夏野菜の植えつけと続き農作業で1番忙しい時期となります。

写真左の畑の中央あたりに見えるのはイチゴの苗で昨年の夏から育てています。イチゴは食べるときはおいしくいただ

きますが1年中世話がかかるたいへんな作物であります。

 雨のたびに雨漏りに悩まされていたパンフルート工房屋根の5カ所の天窓部分の補修工事を自らおこない完成させ

ました。もともとはプロの方が工事を行なったものですが完成直後から水がにじみだしたりして変だとは思っていま

したが、最近になると雨の度に下にバケツを並べて受けるようにするなど大変な状況になってきました。

補修工事にあたりプロはもう信用できないので時間がかかってもいいから私がていねいな仕事をすることとしました。

1ヶ月以上かかりましたがなんとか完成させ雨の日に点検して水のにじみがないことを確認しました。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854までどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf


半音下げの技術で装飾音をうまく吹こう

2012-03-26 | 半音のだしかた

         古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

             「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

             野の花も咲き始めました                 椎茸のたねごま打ち作業。

 曲の速度が速くなるにつれ装飾音が使われる頻度が高くなってきます。

特に速い連続音の「トリル」はパンフルートにとって難敵であります。

1音ごとに管を移動して音をだすパンフルートにとってなめらかな連続音をだすことは至難のわざであります。

2管にまたがる装飾音で片方が半音かたむけであったりすると1回ならなんとかできますが、連続して往復することは

不可能に近い状態であります。

よりなめらかな連続音をだすには2管にまたがる場合半音下げ技術を駆使しておなじ楽器傾け状態で連結できる場所を

探してください。なければ1管でできるよう素早い動作を練習してください。

まれに3管にまたがる装飾音がでてきますがこれも2管で連結できる場所があるはずですので探していきましょう。

ほかに素早い管移動を求められる時にはできるだけ少ない範囲で移動することが有利となりますので3段階の半音下げ

技術を使って最短ルートを見つけてください。

あなたの今までのレパートリーの曲を検証しなおしてみてください、きっと効率の悪いうごきがあるはずです。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854までどうぞ。

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panflute管数が少ないほうが有利?

2012-03-24 | 半音のだしかた

        古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

            「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

   里山すそ日だまりに水仙の花が咲き始めました                       うめ1輪

 あるパンフルート演奏家の方は「アルト楽器(G管から始まり3オクターブ+G管の22管)で全ての曲に対応

できるからこれ1台あればよい」といわれていましたが、ザンフィルさんはこれから低音管が2管すくないソプラノ

楽器(B管から始まり最高音G管まで20管)で全ての曲に対応されているわけで半音下げからはじまる音を下げる

技術のすごさを見せつけられます。

パンフルート製作家がこれまでいろんなタイプのパンフルートを製作・演奏してみて一般的に言えるのは、管数が

少ない方が演奏間違いも少なくなるし操作性もよくなるので有利になると感じています。

中音楽器のテノールの低音部を例に話を進めると、いままでは最低音Bから始まる曲を想定してC管から組み立てて

いましたが1音半下げる技術が確立すればD管からBの音がだせるわけでテノール楽器はD1からはじまりD4までの

22管で決定かなと感じ低音部の半音下げ技術を磨いています。

もう一つ突っ込んでいけばテノール楽器でD1管より2管追加B0管から組み立てた場合バスパンフルートのG0の音

まで出すことができるのではないかということです。当工房にはB0管始まりのテノール楽器が数台在庫があります

のでB管をB♭に調律するなどしてバスのG音が出ないか挑戦してみます。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854までどうぞ。

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ザンフィルさんソプラノ楽器愛用のわけ

2012-03-22 | 半音のだしかた

        古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

           「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

                     梅の花              ソプラノパンフルート(黒竹)

 以前から「ザンフィルさんはソプラノ楽器でパンフルートをならい始めてその後もずっとソプラノ楽器で演奏活動

を行なっておられる」ということを何度か聞いたことがあります。

私はそれから「なぜザンフィルさんは私どもにとってては使いやすいアルト楽器より低音管が2本少ないソプラノを

あえて使っておられるのか?」ずっと疑問に思っていました。

私の感覚ではソプラノ楽器は演奏できる曲がせばまり使いにくかったのです。

今回「パンフルートの澄んだ音を出す研究」を進めるなかで半音の出しかたの技術が向上し1管で数段階にわけて

音を下げることができるようになりました。

そこで体験できたのは1管でその下隣の管の音を代用できることです。

さらに技術が向上すれば2管下3管下の音まで可能と思われます。広島パンフルート愛好会の指導者の話によると

「カナダのテレビ番組でザンフィルさんが1管だけでドレミの1オクターブ音階を吹いていたのを見たことがある」

と教えていただきました。とても人間業とは思えませんね。

そうなんですザンフィルさんは我々の想像をはるかに超えた地点に到達されているわけで、2本少ないのは何の支障

もないのですね。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf