風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

panflute構え角度私の奏法

2011-12-05 | 音の出しかた研究

     

       パンフルート演奏入門 J.ムルク著より        ゆずの実(ゆず風呂にして楽しんでいます)

パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた教室のパンフルート工房香原です。

コーネル・パナさんのレッスンではパンフルートの構え角度は15度にしなさいと教えておられます。

今年の7月スイスで行なわれた「パンフルートフェスティバル」参加者報告のなかでザンフィル先生はパンフルート管

を顎につけ「天に向かって」吹きなさいと教えられたそうです。

そうは言われても外国人と日本人の骨格の違いがあり、ザンフィル先生のパンフルートを構えた写真とかを見るとどう

も顎骨がつきでているようで体の中心軸に対し10度ぐらいの構えと見受けられます。

私が管を顎に付けてみますと垂直(0度)に近くなってしまいます。

私はそれより前に低音管での豊かな音をだす研究の過程で管に顎をつけて音をだす奏法を実行していましたので、先生

からの裏付けがとれ自信を持って顎付け奏法でクリアな音をだしております。

どうして顎付け奏法がクリアな音になるかというと、管のうた口上部空間を上唇が塞いでなく空気柱振動が完全フリー

な状態で展開するため濁りのないその管本来の音で表現できるからであります。(半音をだす場合はどうしてもうた口

上部をふさいでしまうためこの理論で行くと音が濁るということになりますが研究中であります)

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