パンフル−トの音は魅力的ですね。なぜ魅力的なのかバラバラに分解して探ってみたい欲望に駆られます。
中国・雲崗窟の技楽飛天が手にしているパンフル−トの形をモデルに1台製作中です。他にも通常モデルも製作中。
たしかにパンフル−トの楽器自体は表情のある音を出してくれます。
しかし多くの方はその音に酔ってしまって、よい音を出し続けていると勘違いされています。
そのよい音をいかに磨き上げるかを苦心されていて、結果的に単一感情が支配する金太郎あめ的平板な演奏になって
いるのです。
パンフル−ト工房前の畑では玉ねぎが日に日に大きくなっております。 タンポポの種も空を舞います。
パンフル−トは自ら音を出すことはできません。
演奏者から送り出されるビーム(圧力のある空気の塊)を受け止めることにより初めて音を出すことができます。
この瞬間の出来事で全てが決定します。
ここでパンフル−トの音に頼り、あなたまかせにしておくのは実にもったいない話です。
ビームに心を込めて質量を変化させましょう。
具体的にはタンギングの位置・その位置から両唇までの空間処理・両唇で再度の絞り込みの3つで質量を加工します。
このビーム質量加工で千変万化の光輝く音が作りだされるはずです。
この考えで進んで行くとついつい度が過ぎて「楽器を演奏者の意に従うようねじ伏せる」まで行くと音に傲慢さがにじ
み出て来ますので注意して下さい 。
人間関係とおなじで、演奏者は押す所は押す、引く所は引くと心得てパンフル−トと良好な関係を保ちながら二人で
音の世界を創り上げてください。
パンフル−ト製作・販売を行なっております。お問い合わせは080-5235-7664またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまで。
調律道具販売・パンフル−ト修理・メール添削教室なども行なっております。お申し込みください。