風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

ロングトーンで調律しよう

2020-03-30 | ミツロウ・調律方法

みなさんは市販のチューナを使って調律をされていると思われます。

針の動きが不安定で困っていませんか。

 

  

 

調律の時は安定した音を出すことを追及いたしましょう。

新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言」の執行も近そうですね。

自宅で過ごす時間が多くなりそうですからパンフルート練習も取り入れてください。

ロングトーンは一つの音を8拍鳴らし続けることです。

途中でスースーと鳴らなくなっても8拍は息を出し続けてください。

パンフルートの調律に使うのは3・4拍目あたりのロングトーンの音が安定したと

ころです。

1拍目の立ち上がりとか5拍目後ろの息切れする音は使用不可です。

 

  


パッド移動式のパンフルートの調律道具

2020-03-27 | ミツロウ・調律方法

パンフルートは2種類の調律の形があります。

 

  

 

管の上下口が開いているパンフルートには中に(底付近)パッドが入っています。

このパッドを上下に移動させて調律します。

このパッドを移動させるには丸棒を使います。

これも片方から差し込んで移動させるとパッドが斜めになる・行き過ぎてしまうな

ど不都合なことが起きてしまいます。

同じ寸法の丸棒は2本用意して上下から差し込みパッドをホールドしたうえで目的

の方向に移動させるようにしましょう。

丸棒は8・10・12の3種類(長さ30㎝前後)を2本ずつ揃えましょう。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで  


珍しい注文

2020-03-24 | パンフルートの修理

パンフルート演奏者の岩田英憲さんより想定外の注文が入りました。

 

  

 

4月に行われるコンサート(予定)で1曲ほど低音部に1管追加して演奏したいと

いうことですことです。

終われば取り外して、元のパンフルートの形で使用するそうです。

いま新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていますが、準備だけは進めて

おかなくてはなりませんね。

新しく追加する管を固定するため木片で専用クリップを作りました。

ドリルで3つの穴をあけ、上から通すよう加工するのです。

 

  


楽器落下に注意

2020-03-21 | パンフルートの修理

パンフルートは自然の素材で出来ており、衝撃には弱いものです。

 

  

 

この方はある状況で楽器を地面に落としてしまったそうです。

昨年暮れより当公房に来た修理品は3例目です。

特に冬場は寒さと空気乾燥で竹が固くなっているせいでしょうか、今まで修理して

きたものと比べ今回の3点は破壊の程度がひどいです。

今回のパンフルートは最低音管(G管)に4本の割れが入り、指でつまむと崩れて

しいそうになるほど壊滅的でした。

1管ほど切り離し新しい管と入れ替えます。

みなさんくれぐれもパンフルート落下事故には気を付けましょう。

 

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで  


コロナに負けず屋外で教室開催

2020-03-18 | パンフルートレッスン

昨日パンフルート瀬野教室の練習を屋外で実施いたしました。

 

  

 

ウイルスの拡散には注意しつつ、できるだけ接触を避けて風通しの良い軒下で

おこないました。

参加された会員のなかには「買い物以外は一歩も外に出ていません」という方が

おられましたが、いつまでも閉じこもってばかりでは他の病気にかかってしまう

おそれもあります。

政府専門家会議の提言にもありますが、感染のない地区では対策を講じながら交

流を進めなくてはなりません。

当日は近隣接触をできるだけ避けて、分散しながら各自楽器の調律を行いました。