風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

本日工房近くのみせん谷で森のコンサート開催

2018-04-30 | 演奏会

2週間前雨のため順延となっていたパンフルートコンサートを今日4月30日開催いたします。

 

   

 

朝のうち曇りでパラパラと数分間雨が降り出し心配された天候も、予報通り昼から日差しも

戻り無事コンサートを開催することができました。

不便な山の中の開催にもかかわらず地元の人たちはもちろん隣の地区の長寿会やシニアクラブ、

山の会などの団員、家族連れなど、たくさん参加してくださり盛況でありました。

予想外の参加人数のため用意していたプログラムが足りなくなるなどのハプニングはありま

したが、約1時間のコンサートは緑に囲まれた滝の下の会場を多くの方に知ってもらい、利用

していただくという目的は達成いたしました。

 

   

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


パンフルート教室・レッスン5 母音はウーとオー

2018-04-28 | パンフルートレッスン

パンフルートの吹き出しは「ウー」と「オー」に終結します。

 

   

 

パンフルートの演奏は空気の塊を吹き出すことで音を立ちあげ表情を作り出します。

物事は単純に考えて行きましょう。

空気の流れは体内の気道と、体外へ出た気流とに分けられます。

空気の流れの分岐点は両唇のすきまです。

このすき間から出た瞬間の空気の塊は日本語50音の子音ではなく、母音で出しましょう。

口の中で子音で空気を切り(タンギング)、即座に子音の中に含まれる母音に切り替え分

岐点から出る空気は母音で出しましょう。

みなさんが使っている子音タンギングは「ウー」と「オー」に集結するはずです。

 

   

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


パンフルート教室・レッスン4 タンギングは子音~母音への2段階

2018-04-26 | パンフルートレッスン

「フー」の吹き方でようやく音が出るようになった初心者に「ツー・トー」のタンギング

を指導するととたんに音が出なくなります。

 

   

 

パンフルートで立ち上がりのはっきりした音を出すには口内の空間のどこかで空気を切って

(止めて)形のある空気を一気に吹き出さなくてはなりません。

だらだらと漏れるような空気だと曖昧な音となってしまいます。

とはいえ、「ツー・トー」のような両唇に近いところから空気の塊を吹き出すと荒い乱流の

空気が出てしまいます。

なるべく清流の空気が出るよう工夫いたしましょう。

 私のやり方は、「子音で空気を切る動作は一瞬で間髪をいれず母音に移行します」

ツーなら「ウー」に、トーなら「オー」に、フーなら「ウー」にです。

子音で空気を切るのはきっかけ作りとしか考えていません。

母音奏法をみなさんも試してその結果を確認してみてください。

 

   

 

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パンフルート教室・レッスン3 タンギングは母音に帰る

2018-04-24 | パンフルートレッスン

初心者が使う「フー」もタンギングの一種です。タンギングを別の角度から見てみましょ

う。

 

   

 

パンフルート学習でみなさんはパンフルートの音吹き出しに口中で「ツー」とか「トー」

でタンギングを行いなさいと教わります。

みなさんは先生から教わった通り「ツー」「トー」と舌先を使い50音の発音通りの動き

で息を吐き出します。

ところがこの「ツー・トー」の動きで舌先の位置は空気が通過する両唇に極めて近いため

荒び乱れた空気となりパンフルート歌口上の空間で飛び散ってしまい音が立ち上がらなか

ったりかすれた音しか出なかったりします。

先生も生徒さんも勘違いしているのは1音の立ち上がりから膨らませて行く過程で「ツー」

を押し通してしまっているからです。

空気の流れを見つめ感じ取り、荒びた空気を清流にする方策を見つけましょう。

 

   

 

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パンフルート教室・レッスン2 息を吸う、止めるの違い

2018-04-22 | パンフルートレッスン

パンフルート初心者の方は1フレーズの間にどうしても息を吸ってしまいます。

 

   

 

初心者の方は音符の1つの塊(フレーズ)の音を出すのに途中何回も息を吸い込んでしま

います。

パンフルートで音の芯に当たる確率が低く吹き出した空気の効率が悪いのが一つの要因で

はありますが、吸い込んだ空気を吐き切るまでの使い方を考えなくてはなりません。

「1フレーズの間空気は出しっぱなしにしてください。」と指導すると「とても最後まで

続きません」となります。

原因をたずねると、どうも本当に空気を途切れることなく出しているみたいです。

みなさんはまだ本格的なタンギングにたどり着いてなく、「フー」で吹いておられますが

フーでは明確に空気を切る形になりにくく、使用効率が悪くなっています。

「ト」タンギングを行うとそれ自体で瞬間的に空気が通るのを遮断してしまいます。

1フレーズの間の音を全てタンギングで行うと相当量の空気を使わなくてすみます。

 

   

 

  

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

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