音をコントロールする第一歩は、音に強弱を付けることです。
音符の一つ一つに音量を考えてフレーズ内を構築していきましょう。
曲の始まりはP・ピアノで弱く始まることが多いですね。
しかし、１フレーズ内でその弱い音のままで進んで行くわけにもいかず、
音量をコントロールしてモデラートの音までもっていきましょう。
このようにフレーズごと、曲全体を音量分けいたしましょう。
決して一本調子のならないように。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町２０５（国道２号線沿い）
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで
パンフルート演奏時には音波をコントロールすることで弱音から強音まで
自在に操ることができます。
音管の歌口から自らの耳に到達した音波（P）を確認した後、さらに広げて
モデラートの強さの音にもっていきましょう。
そして目的の強さになったと感じたら音波の拡大を止めます。
音波は水平移動に移り、波を平行に保ちます。
フォルテの場合はモデラートを通り過ぎてさらに拡大して行きます。
空気量を多く吐出して最大限の音量に持っていきます。
１０００分の１の単位の短い時間の操作ですが、神経を集中させましょう。
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パンフルートの音出しは、管の歌口に唇を当て空気を送り出すことから始
まります。
音波は１秒間に３６０ｍ進むと習いました。
唇の当たる歌口から自分の耳までは約１５㎝。
ざっと計算して時間に換算して見ると２０００分の１秒となります。
この瞬間の音波をとらえる訓練をしましょう。
音波は耳に到達したあと周りの空間に広がって行きます。
その間にも次々と吐き出す空気により発生された音波が耳に到達します。
音波を感じながら、それをコントロールしていきましょう。
音符の長さいっぱいをコントロールしましょう。
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パンフルート演奏では意識が届いていないと、いきなりモデラートの強さの
音から立ち上がります。
楽器演奏は地表１気圧の空間に振動を起こして伝えて行くものです。
この振動をコントロールすることで弱音を出して行きます。
パンフルートを含め吹奏楽器では、圧力のある空気を吐き出すことで振動
を起こしていきます。
音の立ち上がりは、最初微弱な振動から始まります。
この微弱振動をつかむ努力をしましょう。
そしてこの振動を膨らませて行く過程でコントロールする術を身につけま
しょう。
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パンフルートの音出しでは弱音の表現が難しいですね。
教室では今までの方法で弱音を出していましたが、ダメ出しが続きました。
空気量を少なくしていく方法では限界があります。
以前から「音のひだ・音波の形」を研究して来た私にとってこれを応用しよ
うと思いつきました。
以前はモデラートの強さの音からだんだん弱音に近づける方法を取っていま
したが、発想の転換で無の状態から音が立ち上がる瞬間の弱い音をとらえよ
うとするものです。
そのためには一つ一つの音を発生させる時に音波を感じる力を磨いておかな
くてはなりません。
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