風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

千田小学校合唱隊夏の出演

2019-07-29 | 演奏会

被爆樹木カイヅカイブキのパンフルートを演奏している千田小学校合唱隊が外の世界へ

羽ばたく季節がやってまいりました。

 

  私が千田小学校より預かっているカイヅカイブキパンフルート。(アルト・22管) 

  

 

千田小学校合唱隊この木夏の出演予定です。

いずれも無料で入場できます。

  8月4日(日)10時50分頃から30分

         「第3回平和と美術と音楽と~旧日銀」

         広島市内電車袋町電停前

  8月5日(月)13時30分より15分

         「ピースアクションinヒロシマ2019」

         広島県立総合体育館グリーンアリーナ

都合のつかれる方はぜひ聞いてやってください。

  

  

 

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


被爆樹木カイヅカイブキのパンフルート

2019-07-26 | 被爆樹木のパンフルート

広島地方は梅雨明があけ、真夏の原爆投下の日(8・6)がやってまいります。

 

  私が千田小学校から預っているパンフルート。(カイヅカイブキ・テノール23管)

  コンサートなどで使っています。

  

 

広島市立千田小学校で枯れた被爆樹木カイヅカイブキが2014年に切り倒されました。

70年以上生きており、外径は人のお腹周りより大きい立派な樹木でありました。

この木の廃棄処分を迫られた当時の学校長さんは保存方法を模索し、私の工房で楽器に

再生することを選ばれました。

工房に持ち込まれた木は乾燥が進んでおり、すぐにパンフルート作りに入りました。

3年をかけて児童用10管ピッコロパンフルート60台ほか90台を千田小学校に納入

いたしました。

千田小学校では合唱隊にパンフルートを取り入れて歌とパンフルートをコラボさせた独自の

音楽を創り上げ、内外に平和の発信を行っております。

 

  

  

風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


今年移植した竹が無事芽吹きました

2019-07-23 | 竹林

今年春に移植した金明竹が無事芽吹いてきました。

 

  

 

この金明竹(キンメイチク)は、山中で光が届きにくい空間で埋もれていたものを掘り

出して1日中日があたる畑土手に移植したものです。

園芸種である金明竹は写真のように黄色い肌に緑のスジが入る見ても楽しい竹です。

パンフルートの材としても1級品で今まで20台近く楽器にしております。

音は「絹のようになめらかで、粘りつくようなしっとりとした音色」となります。

5年ぐらい前に株をもらい受け山中で育ててきましたが、今回日当たりの良い場所に移し

育て直すこととしました。

この竹がパンフルートの材となるにはあと5年はかかると思われますが、順調に育って

ほしいと願っています。 

 

  

 

 風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで 


22年前製作のパンフルートが修理に入る

2019-07-20 | パンフルートの修理

先週土曜日広島で行われた岩田英憲「風の魂」コンサートで旧知の人と出会いました。

 

  

 

この夫婦のお子さんは私の子と同級生ということで知り合いになりました。

このお子さんが高校性の時フルートで音大を目指していることを知り、パンフルート・

フルート奏者の岩田英憲さんを紹介したことがありました。

この時(22年前)その子どもさんにパンフルートをプレゼントしたのですが、子どもさ

んが独立した今お父さんが吹いておられるとのことでした。

状態をたずねると「良くない」ということでしたので、工房に引き取りリニューアルする

ことといたしました。

 

   金明竹(キンメイチク)の芽吹き。この種は7月に竹の子が生える。

  

 

 風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


台座の上でくっつき合う管たち

2019-07-17 | パンフルート作り

パンフルートは唇のあたる歌口(手前になる)がカーブして管移動がやさしくなるように

作られています。

 

  

 

糊づけされた管はR25㎝のカーブのついた台座の上に接着され固定されます。

新たに接着される管は糊がまだ柔らかくいろんな方向に動きます。

まずは歌口の横ラインを揃えて隣りの削り面に合わせます。

この時手前ラインのことばかり気に取られていると奥側にすき間が出来たりしますので

接着具合を確認します。

最後に次の管をあて連続したテーパー角度を見ていきます。

糊が柔らかいうちの今なら1°ぐらいの微調整はききますので次の接着面がスムースにつ

ながるようにします。

 

  

 

 風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで