工房近くメダケの竹林 黒竹(皮はぎタイプ)のパンフルート
パンフルート製作販売・音あわせ吹きかた研究教室のパンフルート工房香原です。
パンフルートは1オクターブ7管の配列になっております。
各管が吹きかたにより半音下がり西洋音階に対応できるようになっております。
半音の出しかたは5つの方法があると教えられますがそのほとんどはうた口の空間を塞ぐ方法であります。
管内の音の振動が外にのびのびと出て音を解放しようとしているところを動きをじゃまするわけですからマイナス方向
方向に作用することはいなめません。
常に透明感のあるクリアな音を追求している私にとって音が濁ることは我慢できないことであります。
1オクターブ12音の管を並べることは現実的ではないし、いまの管のならびの中で工夫しながらやっていくしか
ありません。曲の流れのなかで半音が出てくる箇所はイメージを変えるところであり音の質の違いは多少許されますが
音が失速したりして半音の音だけ音量が半分になるというようなことは避けたいところであります。
広島パンフルート愛好会指導の先生は日頃の練習のときから半音を多くとりいれた各調の音階(スケール)の練習を
「あなたの練習時間の半分をさいてでも重点的に行ないなさい」と指導されます。(パンフルート演奏入門29ページ)
パンフルートの半音がうまく出ないのはあなただけではありませんので練習を積み重ねて乗り越えていきましょう。
パンフルート購入・修理・吹きかたの問い合せは082-894-08954またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。
「パンフルート演奏入門」J.ムルク著 中村純訳の問い合せはnakamura@an-pan.org.vcfまでどうぞ。