風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

竹を食い荒らす虫の名前判明

2017-03-31 | パンフルート作り

以前より「竹の内部を食い荒らす虫」としか表現できていませんでしたが、竹工芸

訓練センターの学生さんによりその名前を教えてもらいました。

      

 

その虫の名前は 「チビタケ ナガシン食い虫」 というらしいです。

その名はかわいらしいですが、竹を扱う者にとって天敵です。

竹の皮や切り口へ1ミリ未満の丸い穴をあけ、内部を食い荒らします。

パンフルート用の竹は油抜き作業をいたしますが、それでも万全でなく保管中に被害に

遭います。

自然の営みには逆らえないということですが、素材管理中には注意しています。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房では広島産竹と木を使って楽器作りを行なっております。

連絡 080-5235-7664  mail  panfrute@yahoo.co.jp

       


生徒さんは治具を作り竹管の組み立て

2017-03-29 | パンフルート作り

この生徒さんは日頃から竹と向き合い刃物などに習熟しているとあって、パンフルート作り

工程のポイントの飲み込みが早く多くのことを学んでいます。 

   

 

 この方は日曜日の3時頃パンフルート工房に来られて、水曜日の朝早く帰られました。

実質2日間の研修でしたが、竹工芸修行の身とあってパンフルート作りの工具にもすぐに

対応できて想像以上のスピードで各工程が進んで行きました。

私が事前に準備していた治具製作用材や油抜き済みの竹管を提供したことも研修のスピー

ドアップにつながったようです。

アルトパンフルート(22管)を組み立て、低部の側板を貼付ける工程まで進みました。

この後は自宅に帰り作業を続けてもらいますが、各工程の進め方について口頭で説明して

おきました。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房ではパンフルート作り伝承希望者には技術を公開しています。

連絡先 080-5235-7664  mail  panfrute@yahoo.co.jp


九州・大分別府よりパンフルート製作入門者

2017-03-27 | パンフルート作り

本日より我が家に民泊してパンフルート作りを学ぶ生徒さんが現れました。

   

 

生徒さんは「大分県立竹工芸訓練センター」に在籍中の30代半ばの青年です。

大分は京都とならぶ伝統工芸竹細工の一大産地だそうで、竹工芸の分野で人間国宝も排出

されているそうです。

このかたは社会人を経験後、竹の世界で生きることを決意され職業訓練校に身を置かれま

した。

今回は大分で産出される「マダケをぜひパンフルートの形にして見たい」という熱意を持っ

て工房の門をたたかれました。

 

        この生徒さん作の竹工芸作品を見せてくれました。

   

 

風の音パンフルート製作工房ではパンフルート普及に向け製作体験者も受け付けています。

工房住所 広島市安芸区上瀬野町205(農家の母屋は6LDKで合宿もOKです)


日本経済新聞に私の記事掲載

2017-03-25 | パンフルート

3月24日(金)日経新聞朝刊の文化欄に私の記事が掲載されました。

   

 

 全国紙日経新聞の文化欄のメイン記事に約1500字、私のパンフルートの出会いから

竹で製作を始めた話、木のパンフルート製作に取り組み始めたいきさつ、現在取り組んで

いる被爆樹木カイヅカイブキの木のパンフルートまで網羅して紹介することができました。

写真がもう1枚入る予定でしたが文を優先した結果カットされました。

「木々の記憶」としたのも私がこの世から消え去ったあとも私の手がけた木々は楽器の形

として次代の人に引き継がれるわけで、「記憶の伝承ができたら良いな 」という思いで

大きな視点で考えました。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)


子どもは音を出すことだけにに集中?

2017-03-23 | 演奏会

子どもが吹くパンフルートの音が「聞く人の心に届く」のはなぜか、結論に近づくのは簡単

ではありませんが集まった意見を紹介します。

   

 

 何度も申し上げますが、私は子どもたちに直接指導を行なったことはありません。

担当の音楽の先生には半音の出し方、タンギングの方法など伝えてありますが先生は「合唱

については細かく指導します」が、パンフルートについては「真っ直ぐに音を伸ばそうとだ

けしか言っていません」と言われています。

中村純(あつし)先生は「パンフルートは吹いている人の心が出てしまうので、子どもは大

人のようにうまく見せてやろうとか余計なことを考えないのがいいのかもしれませんね」と

言われています。

ある女性の方はyoutube演奏を聞いて「真っ直ぐな音が力強くキラキラしていて、勢いのあ

る気持ちの良い演奏をされている」と意見をよせてくれてます。

みなさんは千田小学校合唱隊の演奏を聞いて何を感じられましたか。

 

   

 

風の音パンフルート製作工房では出来上がった楽器をいろんな人に吹いてもらい反応を

感じながらパンフルート作りを行なっております。